渓流砂防見学会の報告

平成20年4月26日に渓流砂防見学会を行いました。会員の勉強会という位置付けで行いました。

日程・場所

日時:  4月26日(土) 10 時?13 時

ときがわ町建具会館駐車場に10時集合(徒歩と車相乗りで移動)

見学場所
  •  慈光寺周辺(慈光寺川、後野川 [以後ヶ谷] えん堤整備予定地)
  •  七重川(上流部の砂防施設)

行程: 
建具会館?慈光寺川(砂防施設実施予定地と実施済み地)?慈光山歴史公苑?とき山滝の鼻公園?後野川(以後ヶ谷)えん堤2基整備予定地?細入(急斜面地崩壊対策事業地)?建具会館?七重川(上流の砂防施設)

見学終了後、建具会館近くのやすらぎの家で昼食をとりながら意見交換をしました。

■場所はこちら:  ときがわ町観光マップ

報告

参加者:

9名 (比企の川づくり協議会会員 8名、地元住民の方1名)

建具会館を出発し、慈光寺川へ向かう。

建具会館前 出発
写真 1 建具会館 出発
 

慈光寺川 砂防施設実施予定地と実施済み地 (詳細ページへ)

砂防施設実施予定地(写真-2)および実施済み地(写真-3)。

道路脇の緑豊かな細い流れ
写真-2 砂防施設実施予定地
3面コンクリート護岸
写真-3 砂防施設実施済み地
 

後野川(以後ヶ谷) 総合流域防災(砂防)事業地 (詳細ページへ)

後野川と都幾川合流点付近の住民の方も参加し、総合流域防災(砂防)事業地を見学した。

資料を広げて谷を見学している参加者
写真-4 斜面中腹の山道から見学
伐採された後を片付け作業中の谷
写真-5 以後ヶ谷(下流方向)
 

七重川 上流部の砂防施設 (詳細ページへ)

七重川の上流部にある砂防施設を渓流沿いに歩き、砂防施設と渓流を見学しました。

  • 上流部の砂防施設(写真-6)は、明治後期に発生した大規模な土石流災害を受け、大正時代に工事された歴史的土木遺産です。
  • 沢沿いに源流を登りましたが、森は暗く荒れており、所々斜面が崩落しておりました(写真-8)。
  • 森を誰が管理し、どうやって森の保水力を回復していくか、大きな課題と感じました。

参考: 「埼玉県/砂防ってなに?」(埼玉県 県土整備課 砂防部)

階段状に護岸された川の流れ
写真-6 階段状の砂防施設
橋から見学する参加者
写真-7 見学の様子
ガレ場を登る参加者
写真-8渓流沿いに砂防施設の上流部へ
川岸から見学する参加者
写真-9 上流へ向かう途中
大きな岩が散在している川の様子
写真-10 上流部(奥が上流方向)