お知らせ

お知らせ あつまれ!くらかけっこ!(東松山市主催)のイベント支援

 夏休みも残り少なくなり、北九州地区の豪雨災害が続く中、ラッキーな好天日829日(木)に、東松山市環境保全課主催の親子体験教室が行われた。集まった親子30組。第一部は鞍掛山散策で鞍掛山(里山)の植物観察と展望台からの双眼鏡などによる景観観察。その後第二部として川の生物観察と川遊びが行われた。

写真1:森田市長の開会挨拶

 開会式では森田市長の挨拶が行われ、スタッフの紹介や諸注意事項などの話があり、ラジオ体操の後、スタートしました。サポートスタッフは東松山市環境基本計画市民プロジェクトメンバーとそれに学生ボランティア。市民プロジェクトからは、取りまとめ(統括)の比企の川づくり協議会と市民の森保全クラブ(里山担当)、比企自然学校(水辺担当)。

親水護岸の横の岸壁にはイワタバコの紫の花がちょうど見頃。みんな止まって説明を聞いているようだが、理解してくれたかな?後ろの方では遊歩道が狭いので近づけないのでどうだっただろうか?

写真2:鞍掛山展望広場からの景観・眺望観察(グーグル画像の張り合わせ写真で地物との照合)

都幾川右岸にある神戸用水の取水口(標高35m)、都幾川右岸の親水護岸から山頂(標高83m)の鞍掛山展望広場に至るコースは、トレイル(自然観察路)として優れていることを再認識しました。展望台からの眺望は、蛇行している都幾川にかかる橋や、河岸段丘崖下の低地の施設(学校橋、月田橋、上唐子のホタルの里、鞍掛堰、鞍掛冠水橋、浄空院、丸木美術館)、松山台地上の建物(国立女性教育会館、菅谷中学校、明星食品嵐山工場、滑川総合高校、ケーヨーデイツーつきのわ駅前店、嵐山病院、東松山工業団地の工場や物流倉庫)、さらに比企丘陵上にある花見台工業団地、二ノ宮山(標高131.8m)展望塔、滑川町配水場などを見ることができました。秋~冬になると群馬県や栃木県の高山がどの程度見えるようになるのか、楽しみな所と思われます。

図1.鞍掛山への見学ルートと、生きもの調査地点など⇒
川 生き物調査、ガサガサ等.pdf

 

一端くらかけの郷に下山して、トイレ・給水等を済ませ、水辺班の登場でライジャケや靴ひもを固め、自然学校の方々と、武蔵が丘短期大学のアルバイトボランティアの安全見まもり班に導かれて、タモ網を持ってガサガサ生き物採捕と川遊びに熱中しました。流れはやや速かったが浅かったので水と遊ぶ子供達が少なかった。あっという間に終わりの時間となってしまった。

写真3:川遊びに集まった市内の児童達



写真4:ミニ水族館で、親子生き物観察会

お知らせ 川の国埼玉はつらつプロジェクト(東松山地区検討会)会議へ参画

  8月28日(水)14時~、東松山市総合会館3階の会議室に於いて、東松山市環境産業部農政課主催の「矢来堰魚道建設工事」の第2回検討会議が実施されました。


写真1.東松山市役所総合会館3階 会議室にて 第2回検討会

 実施設計前の第1回検討会は、H31年2月6日に行われましたが、今回は市内下青鳥地内に位置する「矢来堰魚類遡上施設工事(魚道)と堰堤補強工事」の詳細計画が、東松山農林振興センターより提示され、複雑な①河道全体計画、②プール階段式魚類遡上施設、③堰堤補強施設の3面の計画平面図をもって説明がなされました。

資料1.第2回東松山地域検討会 議事資料PDF・・・①はつらつプロジェクト 東松山地区検討会.pdf

約3年の一度の洪水で数度に亘り破壊された、蛇かご・矢板補強構造の矢来堰は入間川で設置された6基の魚道とは構造的に異なるため、強度計算や遡上効果予測などは一向に分からないままである。工事計画では、国)荒川上流河川事務所への工事許可申請は提出済みなので、許可が下りた後、秋頃から工事に着手してR2年度3月末には、竣工予定との説明がありました(どれだけ工事が延びるかの説明は、無かったが・・・)。

資料2.3枚の計画平面図は、4MBのPDFにつき、掲載できません。 
現況写真のみ掲載PDF・・・→②矢来堰 現況写真.pdf

下流の越辺川の施設等(出丸魚道、中山魚道)の遡上効果も、標識魚(稚あゆ)の遡上確率は、1/1,000オーダーの様ですので、今後の追跡調査などを行って効果を見守っていく様心がけて欲しいとお願いしておきました

(荒川本流での稚アユ遡上の不規則性や、入間川・菅間堰の遡上確率の低さも、原因の一つではありますが・・・)  
 

お知らせ 大人も子供も大集合!ときがわ花菖蒲園対岸で川遊び!

8月3日(土)、ときがわ町玉川の「花菖蒲園」の対岸の河原にて、大人・子どもが参加して川あそびと生き物採集など環境学習が実施されました。

 主催は、地元のNPO団体:もりんどで、当協議会から5名の協力者を加えて、約40名の親子達で実施されました。午前9時から、主催者代表のもりんど会長の山本さんからご挨拶と楽しい半日のスケジュールと環境学習などの説明があり、ライフジャケットの正しいつけ方や、河畔で生き物採集する(ガサガサ採集)時の注意事項が述べられ、履物やサンダルの注意事項が述べられました。

 上流区域の清流に特徴的な、サワガニや水生昆虫(サナエトンボ、イトトンボ、コオイムシ等)、ハゼ、ハヤ等が多く採捕されて、子ども達は大喜びでした(写真1&2.参照)。

当日は、関東地方の梅雨明け宣言にも恵まれて、都幾川の上~中流域の蛇行部分にての川遊びも加わって、「河童」に戻った子供・親御さん達は大いにふるさとの河原で、楽しい半日を過ごすことができました(写真3.参照)。 



  写真1.都幾川の水辺でのガサガサ生き物採捕

 

 写真2.採捕された、「生き物」の同定・展示版

 

 写真3.蛇行河川部での楽しい「親子川あそび」風景

お知らせ 荒川上流の玉淀大橋(寄居町)周辺にて、カヌーツーリングに参加!!

 7月15日(祝日、海の日)、比企自然学校が主催するカヌーツーリングに参加しました。参加者は4名で、長引く雨降りの中でしたので、荒川本流の水面は上昇し流速も早く(推定、5~7m/sec)、有料駐車場の河岸から製作したばかりのカナディアンカヌー(西川材・檜製)とタンデムカヤックの2艇で、上流の玉淀大橋(国道254号)を越すのに結構時間がかかりました(方向が定まらないケースがあったりして…)。


写真1.玉淀大橋上流にたどり着いたカナディアンカヌー(右:木製手作り)とタンデムカヤック(左)

 
 一方、川下りは水面に顔を出す岩場で、時々方向を注意するだけで、気持ち良く流れていきました。参加者は、65歳~72歳のおっさん達なので、川昇り・下りで一汗かいた後は、テーブルと椅子を河原に持ち出してティータイム。川談義とよもやま話で、しばしのクールダウンしましたが、降雨はなく気持ちの良い一時を過ごしました。


写真2.川下りでスピードを出す、カナディアンカヌー

 「海の日」ができて、「山の日」もできたのだから、次は「川の日」が必要だろうというのが、参加者からの意見でした。川の国を標榜する埼玉県なのだから、県の行政的手腕を期待したいものではある。

 (新情報):木製カヌーを製造した自然学校代表の櫻井さんの計画では、第2号艇の製作を計画しており、シーズン終わりの11月頃まで進水させたいと仰っておりました。
 受注販売計画も考えておられるようで、広く普及されることを楽しみにしています。

  (追加記事 8月7日)
 タンデムシーカヤックの性能確認を行った。タイトなコックピットにそれぞれがフットレストの位置調整をして乗り込む。今回はスプレースカートまでの装備はせず、まずはそれぞれの想い・想いでのスタイルで漕ぎ出し。持参のダブルブレードパドルのフェザー角90度固定。スラロームカヤック用だったので違和感たっぷりの使用感だった。


写真3.おじさん達の初めての「シーカヤック」漕ぎ

お知らせ 線状降雨帯が長引く中での、新宿小学校6年生による環境学習の実施

 7月4日(木)の南九州(鹿児島・宮崎県)豪雨災害が報道される中、関東地方も強い降雨がありましたが翌日5日(金)には小降りとなり、新宿小学校の「市野川の生き物調査や水質判定―環境学習―」が、河川敷を校内体育館と場所を変えて実施されました。

 環境学習を支援し参加した協議会会員は5名で、水浸しになった市野川河川敷から3日に仕掛けた「採捕網」4つを引き上げ、大型の魚類(ナマズ、ウナギ、カムルチー等)・は虫類(ミシシッピーアカミミガメ)・甲殻類(テナガエビ、モクズガニ等)を採捕し、軽トラのタンクやボックスに収納し、体育館に設置した4つの水槽に移動展示した。


写真-1.河川敷での生き物採捕と軽トラによる運搬

予め、県土整備事務所発刊・当協議会編集の「比企の川 生き物図鑑」を3クラス約70名の児童達に配布しているので、図鑑と生き物とを見比べながら、展示された生き物の名前を確認していました。

写真-2.体育館内に設置した水槽での生き物観察(図鑑での同定)


業間休みを入れて、2日前に市野川、滑川、都幾川で採水した河川水の水質パックテストを全員で実施した。3組を6グループに分けて、それぞれのグループで3河川のCODを、協議会の環境アドバイザーから指導を受けてビーカーから吸水検査して、反応色から水質汚濁度を表示した。


写真-3.アドバイザーによる水質パックテストの実施

写真-4.児童達による3河川の水質判定結果表

 
当日は、埼玉県環境部環境政策課からの「環境アドバイザーの視察」があり、
当協議会会員(アドバイザーは2人)の環境学習指導を、熱心に観察・評価している姿が見られました。

お知らせ 森田東松山長への表敬訪問・報告と懇談(環境大臣賞)

 6月24日(月)、埼玉県内の個人・団体で唯一の令和年度表彰状を授与されたことに配慮して、東松山市環境産業部環境保全課(落合課長)でお膳立てして頂いた、森田光一東松山市長へ表敬訪問・報告を行ってきました。
 東松山市の市民環境プロジェクト・推進委員として10年以上のお付き合いを行ってきており、H25年度からは「環境学習」として、5年間ほど予算措置をして頂いたことも含めて、森田市長には関係機関・関係の皆様からのご支援の成果であることをお伝えしておきました。
 近年の中・小河川での異常水位上昇や出水(内水氾濫)にも話が及び、ハザードマップ等の周知徹底や避難訓練の計画や充実などにも話題が及びました。


写真1.環境大臣表彰状授与の森田東松山市長報告(中央の無帽が市長)


写真2.森田東松山市長を囲んで、環境、防災等の懇談

お知らせ 「比企の川づくり協議会」が、環境大臣表彰を受けました。

6月12日、令和元年度環境保全功労者等の環境大臣表彰式がグランドアーク半蔵門(東京都千代田区)にて挙行され、埼玉県水環境課から推薦を頂いた「比企の川づくり協議会(事務局:東松山市五領町)」が、埼玉県からは唯一の団体として、地域環境美化功績者の部門で表彰されました。当協議会からは、渡辺代表が出席しました。

功績概要は、環境省のNetにも公表されていますが、『比企流域でのクリーンアップ作戦と生物展示・解説等を併せて行い、河川浄化への意識啓発を図っている。また、河川見学会や流域懇談会等を開催し、比企流域の水辺環境の向上に貢献している。』と評価されています。

平成13年、比企流域懇談会市民部会として発足して以来、都幾川や市野川など荒川水系中流域での水辺環境の保全(吉見百穴前の市野川クリーンアップ作戦等)や生き物・水質調査(図鑑編集・荒川一斉水質調査に参加等)、川遊び支援(くらかけ清流の郷)、環境学習(市立新宿小学校等の生き物・野鳥調査等)の活動が評価されたものと、有難い想いで参列致しました。

環境保全功労者、地域環境保全功労者、地域環境美化功績者の3部門で、北海道から沖縄県まで個人が47人、団体が78団体の合計125件の受賞が行われたのですが、埼玉県からは1団体のみの受賞でした。全国ベースで表彰者を見ても、小中高の学校・関係団体や企業のCSR活動が目立ってきているようです。

 東松山市に所在する埼玉県地方事務所(県土整備事務所・環境管理事務所・農林振興センター)、そして数年に亘って市民環境プロジェクト推進の一員として支援をして頂いた東松山市環境保全課を始め、多くの市民活動メンバーと関係各位に感謝申し上げる次第です。

 

※  令和元年の環境省報道発表は、次のhttpsをクリックして、添付資料(PDF:表彰受賞者一覧)をご覧下さい。⇒ https://www.env.go.jp/press/106854.html



写真1.環境大臣表彰状


写真2.原田義昭環境大臣による挨拶・祝辞


写真3.懇親会々場の渡辺代表


お知らせ 令和元年「荒川流域一斉水質調査」に参加しました。

 R1年6月2日(日)に、NPO荒川流域ネットワークが主催する「一斉水質調査」に参加致しました。当協議会が担当する調査地点は、滑川2地点、市野川4地点、都幾川4地点の合計10地点を継続して担当してきました。
 比企郡内の流域河川では、丘陵地~荒川氾濫原に位置する調査地点であるため、市町村の行政担当が謳っている「清流の郷」ほど綺麗な河川ではなく、生物学的指標(Ⅰ~Ⅳ)では「水質階級Ⅱ、Ⅲ」の「少しきたない水~きたない水」が流下する河川です。比企自然学校の方の応援を得て、水質分析作業等を終了しました。
 市野川では、上流から藍藻が流れ着いたり、プラスチックごみや、濁りがあり、濁度が著しい箇所も見られましたが、都幾川ではスゴモロコの稚魚やメダカなども見られ、サギやカワラヒワなどの鳥類も多く生息していることが観察されました。
 資料1.の水質検査結果一覧表(pdf)をご覧頂き、比企地方の荒川中~下流域の水質環境をご確認ください。


写真1.市野川天神橋(国道407号)下流での採水作業


写真2.都幾川新東松山橋(国道407号)下流での採水作業(バケツの投げ込み)


写真3.くらかけ清流の郷「四阿」での、簡易水質検査作業(パックテスト)

資料1.滑川、市野川、都幾川の水質検査結果表⇒
2019比企の川づくり協議会(水質検査).pdf
 

お知らせ 東松山県土整備事務所(河川砂防部)と「R元年度初回打合せ会」開催

5月9日(木)1500より、東松山県土整備事務所2階会議室に於いて、R元年度初回の打ち合せ会を実施致しました。

整備事務所河川砂防部からは、課長を始め4名の方が出席され、下流の整備事業担当者と上流の担当者から自己紹介等があり、市民団体としては、当協議会からは4名・市野川水系の会in滑川町から4名・小川町水辺観察会から2名・比企自然学校から1名の合計11名が参加しました(写真-1.参照)。


写真-1.県土整備事務所(河川砂防部)との、初回打合せ会議風景(2階会議室にて) 


 当協議会の議事進行によって、互いの自己紹介から始まり、当協議会のH.30年度
事業や決算報告が行われ、R.元年度の事業・予算計画を報告し終えた。

 次に、県土整備事務所側のR.元年度の整備事業(13事業)が担当者から説明があり、一通り終えた段階で市民側からその事業の具体的規模や、場所・工法・着工時期などの質疑応答がありました(表-.河川砂防等事業一覧)。

  

表-1.東松山県土整備事務所の河川砂防等の事業一覧⇒R1年度 河川砂防事業一覧.pdf
 
 昨年度は、「川の国埼玉はつらつプロジェクト」の先行着手が行われ、東松山農林振興センター農村整備部が担当した都幾川の「中山堰魚道工事」や「矢来堰魚道計画地」の河川見学会を、当協議会が主催・開催しましたが、今年度は都幾川の河畔林繁茂が著しい、東松山市下唐子の神戸大橋周辺の河畔林伐採と土砂掘削を見学会の対象とすることが、意見交換により決定されました(事業番号は⑦)。
 時期や対象範囲は、当協議会と河川砂防部との今後の調整で決定されることになりました(今秋頃に)。

お知らせ R元年最初のイベントは「春爛漫・都幾川カヌーツーリング」に参加!

令和元年53日(憲法記念日)に、比企自然学校が主催するイベントとしてカヌーツーリングが開催され、総勢14名が参加し、女性隊も1艇組み込めました(写真ー1)


写真ー1.カヌーツーリング・スタート地点にて、全員集合(14名)


 サポート隊と川下り隊の2つに分かれて都幾川のくらかけ清流の郷から矢来用水堰まで、カヌーツーリングを楽しみました。カヌーは、埼玉県水環境課より借り出したタンデムカヤックとフランス式組立てカヤックの5艇で行い、図ー1に示す約6kmの区間を、中間交代地点(稲荷橋)でサポートする体制で行われました。


図ー1.春爛漫
都幾川カヌーツーリング・コース図(約6km)

 

自然学校里山センターで、ポンプアップ等した5艇を鞍掛橋上流から発進し、水ぬるむ河原に遊ぶ行楽地点をスタートしたのが、概ね10時頃でした(写真ー2)。


写真ー2.くらかけ清流の郷で、市民・子供達が川遊びする河原を通過する2艇


 約65分後には、5艇とも中間交代点には無事到着し、サポート隊が沸かしたコーヒーなどで喉を潤し、人員の交代も行い再度稲荷橋・水管橋から約3km下流の矢来用水堰を目指して再スタートしました(写真ー3)。



写真ー3.稲荷橋・水管橋を再スタートした、女性隊員のカヌー 


 スムーズなパドル操作に慣れた勢もあり、残りの後半は約40分とスピーディな速度で、下流の大臣管理区間範囲の上用水堰を通過し、関越自動車道・唐子橋をくぐりぬけ、矢来用水堰へ向かっていきました(写真ー4)。


写真ー4.唐子橋水位・流量(低水位)観測所(国交省所管)の観測ポール脇を順調に流下するカヌー隊

 この時期は、
田植え真っ盛りの時期で、用水堰へ取水される水量は最も多く、カヌー自体も引き込まれそうになるので、矢来堰水門が確認された所で流下を断念し、引き返しながら唐子橋右岸堤防(低水路)に着岸して、サポート隊と合流し、里山センターへの帰途に就きました。正に、春爛漫の「都幾川・川下り」でした(写真ー5、6)。



写真ー5.矢来用水堰付近の流速の遅い水面を漕艇(唐子橋下流地点)


写真ー6.矢来用水堰(右側の蛇カゴ構造物)の水門へ多くの水量が流下し、カヌーが引き込まれそう!

※:カヌーツーリングを企画した比企自然学校HPにも詳しい記事がUPされています。
http://hikishizengakko.org/20190503.html


お知らせ 都幾川「くらかけ清流の郷」条例化が進む?!

 419日(金)1000より、東松山市環境産業部商工観光課主催の「H30年度 川のまるごと再生プロジェクト報告会」が、唐子市民活動センター大会議室にて開催されました。参加した市民団体は、唐子地区ハートピアまちづくり協議会、上・下唐子自治会、ホタルの里づくり協議会、当協議会、「天の園」の会、埼玉県ウオーキング協会などの代表者を含めて、15名ほどの参加者であった。
 市役所では、鞍掛け橋周辺地域を公の施設と位置付け、この地域での事業及び指定管理者の手続き等に関して必要事項を定めることを検討し、「くらかけ清流の郷条例制定」をめざしている、とのことです(広報ひがしまつやま No.1075)。

 写真:「まるごと再生プロジェクト-報告会-」の会議場写真(in 唐子市民活動センター)

 

 環境産業部長の新井さんからは、平成24年~平成30年度の来場者数の増加傾向を一覧表によって示され、35,000人を超えるまでに活況を呈していることを示された。今後は、よりきめ細やかなサービスを提供するため、観光協会を一般社団法人に格上げし、市から指定管理者制度によって、BBQ場や鞍掛け展望台までのルーート管理を行っていく旨の、運営方針を述べられました。

 資料:くらかけ清流の郷運営状況等の報告(利用状況、来場者数の推移など) ⇒ 年度別運営状況の推移表.pdf

 

 会議では、くらかけ展望台までのルートで、化石採集の岩石盗りの問題や、8月に集中する駐車場を巡る早朝からの混雑(沈下橋)などが話し合われ、新年度もスムーズな運営を行なえる様、協働して活動することが確認されました。

お知らせ くらかけ清流の郷BBQオープンへ向けて、試食会へ招待されました!

 今年も又、4月1日より4年目を迎えるBBQ場が都幾川の「くらかけ清流の郷」にオープンされるとのことで、主催者である東松山市観光協会からの招待状が届き、比企川協関係者から10名の応募者が参加してきました(3月26日11時~)。
 オープン式に当って、東松山市産業環境部長の新井様より、「昨年の入れ込み客数は3万5千人を超え、今後は来客者サービスを一層向上させるために、観光協会を一般社団法人に組織替えして市民サービスに当る」との挨拶などがなされました。


写真1.新井部長を交えての意見交換(BBQ席上にて)
 
 今後は、食材メニューの改定やレンタル品の更なる充実が図られていくものと考えられます。
夏へ向けて、当協議会へは「親子さかな採り大会・生き物観察会・川遊びなどの支援要請」もあると思いますが、参加して頂いた比企自然学校や百水カフェーの方々と共に、ヤキトリやBBQ食材を頬張りながら、日頃の活動やH31年度活動計画について話題が盛り上がりました。(車両運転者は、勿論ノンアルコールで喉を潤して頂きました。)

お知らせ H30年度「河川協力団体意見交換会(関東地方整備局)」に参加しました

3月22日(金)1330より、関東地方整備局河川環境課主催の「河川協力団体(資料-1 参照)意見交換会」が、さいたま新都心合庁舎2号館5階中研修室5Bにて開催されました。主催者側からは、関東地方整備局及び出先の河川事務所などから17名が出席し、関東地方で活動している31協力団体のうち23団体の代表者が、参加しました(資料-2 参照)。

写真1.河川協力団体意見交換会の会場写真

資料1.河川協力団体制度とは(国土交通省パンフ)⇒http://www.mlit.go.jp/river/kankyo/rcg/01.html


資料2.意見交換会出席者(団体)一覧⇒意見交換会出席者(団体)一覧.pdf

 議題としては、関東地方整備局管内で協力団体としてようやく実例の上がった(
京浜河川事務所管内の1件のみ)、河道内樹木の伐採活動事例の紹介(民間企業と連携)と民間ツアー連携への取組みが報告されました。

 河川法99条の改正が行われて4年ほど経過したのですが、関東地整局管内で31団体しか登録されておらず、荒川上流河川管内でも3団体しか参加しておりません。
 皆さんからの意見や情報提供の中では、高邁な設立目的の割には、国からの「河川管理のパートナーとしての活動協力依頼」が殆どゼロに近く、積極的な制度活用を望む意見が多く聞かれました。


お知らせ 第23回荒川流域再生シンポジウムが開催される(in嵐山町)

  317()1300より、NPO荒川流域ネットワーク主催のシンポジウムが嵐山町の国立女性教育会館大会議室に於いて開催されました。

 参会者は、約45人ほどで鈴木代表よりの挨拶後、埼玉県環境科学国際センターの金澤さんからの活動報告に始まり、県)東松山農林振興センターの事業担当である阿部技師からは、「川の国はつらつプロジェクト」の一環としての越辺川の魚道整備事業(3箇所)の進捗状況についての事業報告がありました。

写真1.シンポジウム開会の挨拶(鈴木代表)

 
  天然アユの遡上回復や入間川・越辺川での賑わいの創出を目指したものでありますが、今回は東京都島しょ農林水産総合センターの小泉正行氏から、東京湾のアユ生息状況と多摩川の遡上状況についての詳細な報告がありました。

 特に、昭和40年代頃の界面活性剤による「泡立った多摩川」の写真から見違えるほどの水質改善や稚アユ遡上・繁殖環境の改良が、際立って説得力を以って説明されました。

写真2.意見交換会『みずかけ論』風景

 
 1520にいったん休憩を入れて、活動報告者・参加者を交えて意見交換会『みずかけ“サ”論』を行いました。現役大学生を交えた意見交換は、会場を過半数ぐらい占める高齢者からの期待と今後の活動の若返りの為にも有意義なものとなったことは、言うまでもありませんでした。

お知らせ 「川の国埼玉はつらつプロジェクト」の東松山市地域検討会が始まる

2月15日(金)1500~から、東松山市役所総合会館会議室に於いて、都幾川・矢来堰魚道整備計画についての検討会議が開催されました。主催者は、東松山市環境産業部農政課であり、県)東松山農林振興センターが、協力参加しています。関係者・団体としては、矢来用水堰土地改良区、上押垂自治会、下押垂自治会、武蔵漁業協同組合などが参加し、市民団体として当協議会から2名、NPO荒川流域ネットワークから1名の出席者がありました(合計21名)。

目的は、安らぎと賑わいの空間創出と清流の復活(鞍掛清流の郷まで)で、天然アユや河川の生き物たちが、落差が3.5も有る蛇カゴの矢来堰を遡上・流下できるように魚道整備を行うためです。当協議会主催で、1月19日に実施した「河川見学会」では、農林振興センターの担当官より「プール階段式魚道」の概略設計図を示されましたが、本検討会議では詳細な検討・意見交換はあまり出ませんでした。むしろ、河川敷き内の草刈や篠竹林の伐採管理面での維持管理を、どの様な体制で継続するかの課題を突き付けられました(土地改良区の方より)。最後に、第二回目の検討会は6月に開催される予定を告げられて、散会となりました。



写真:「川の国埼玉はつらつプロジェクト」の第一回東松山市地域検討会

お知らせ 「熊谷市ムサシトミヨを守る会」設立30周年記念講演会に参加

29日(土)、熊谷市立文化センター文化会館に於いて、「守る会」設立30周年記念講演会に参加し、会長の江守和江さんからの活動報告「設立30周年の歩み」や技術顧問の金澤 光さんからの基調講演「知らないムサシトミヨの産卵について」が行われました。

 当日は、関東地方に降雪情報が予報される中、約300人の来賓者(埼玉県知事・熊谷市長)・関係者・小学/中学生(3校)などが集合し、歴代の会長さんなどからの苦労話や水資源公団事務所の長い協力関係を披歴されました。

 

添付資料1.PDF(講演会配布資料)→「講演会プログラム」と「設立30年の歩み」.pdf

添付資料2.PDF(東京新聞記事)→
ムサシトミヨ保護活動 新聞記事-1.pdf

 



写真1.金澤 光さんの基調講演「ムサシトミヨの産卵について」

 オスはメスに求愛行動し、巣へと誘い込み卵を産ませます。しかも、ペアーは相性が良くないと、メスは求愛を受けつけないということでした。高度な、社会性をもった魚類だと語っていました。

 



写真2.会場前に展示された、水槽内「ムサシトミヨ」

 元荒川の生息地は県指定天然記念物「元荒川ムサシトミヨ生息地」(地域指定)として、熊谷市ムサシトミヨ保護センターから下流へ約400メートルの区間を保護している。この区間では、生息環境を守るため魚の採捕や水草の採取などの行為は制限されています

 



写真3.市立熊谷東中学校の繁殖活動クラブの学生(トミヨの張りぼての前にて)

 小学/中学生達は、「世界で1つだけの元荒川ムサシトミヨ生息保護活動」を繁殖委員会や環境委員会(増殖活動)の活動報告を終え、トミヨのポスターや水槽・はりぼての前で、記念写真を撮っていました。

お知らせ 河川環境シンポジウムを開催しました(in国立女性教育会館)

2月7日(木)、嵐山町の国立女性教育会館研修棟にて、当協議会主催のシンポジウムを開催致しました。開催に当っては、「武州・入間川プロジェクト」の活動助成を受けており、事務手続き・開催準備については運営委員の山本正史さん(埼河連代表理事)を中心として活動して頂きました。参加者は、ウィーク・デーにも拘わらず20数名と、比企郡内及び近隣市町からの参加者と数人の学生達も見られました。

講演者は、齋藤裕也さん(藤岡市ヤリタナゴ調査会々長)と藤田宏之さん(埼玉県川の博物館学芸員)のお二人をメイン講師として、魚類・両生類・爬虫類を中心に、都幾川流域の特性とそこに生きる生物たちについて、解説・講義をして頂きました。

 

添付資料PDF「シンポジウム式次第と配布資料(表紙)」河川環境シンポ配布資料(表紙).pdf

 

 パネリストとしては、NPO荒川流域ネット代表の鈴木勝行さんからは、「荒川流域のアユ遡上調査の現況報告と課題」について、もりんど代表の山本悦男さんからは、「夏の川遊び、生き物調査の結果」について、話題提供と報告を受けました。

 


写真1.斉藤裕也さんによる、講演「都幾川に生きる魚類」

 

写真2.講演者とパネリスト達(手前右より、藤田さん、鈴木さん、山本さん

お知らせ H30年度「埼玉県・川の再生交流会」が開催されました。

22日、「さいたま市民会館うらわ」を会場に、埼玉県水環境課主催・埼玉県河川環境団体連絡協議会(略称:埼河連)協力による「平成30年度川の再生交流会」及び「ポスターセッション」が開催されました(参加者622名)。

第一部:全体会では「埼河連」の指定席に着席して、基調講演やそれぞれの活動発表(大学教授や中・高校サークル部)を聴きました。

 活動発表では特に獨協埼玉中高サイエンス部の「新方川の調査報告」が秀逸。生活排水と川の水質を時系列で調べ、時間帯により透視度、溶存酸素が連動して変化していること、また季節により農業排水による影響(と思われる)変化が数値で裏付けられていた。



写真1.川の再生交流会 全体会(午前の部)の開催風景

第二部:ポスターセッションでは、地元からは当協議会からの活動報告展示。質問の多かった内容は、小・中学校の環境学習の立ち上げ方法であった。埼玉県東部の河川下流域では(多分)、自然生態系が乏しいためゴミ拾いやクリーンアップ活動が多く、それをどう学習と結びつけるか、苦心・苦労されている状況を見聞しました。 



写真2.比企の川づくり協議会のポスターセッション風景(渡辺さん)


 第三部:は6つのテーマに別れた分科会方式のセッションでした。参加した「環境学習のすすめ 第2分科会」では学校授業への取り組み事例や課題などを行政担当者、ボランティア実践者など関係者が集まり有意義な立場を超えた討論ができた。 当協議会や比企郡からは、顔なじみの3名の方(櫻井さんなど)が、討論や意見交換に参加しました。

写真3.「環境学習のすすめ」のグループ討論に参加する方々

お知らせ 「2.2再生交流会inさいたま市」、「2.7河川環境シンポ」開催のお知らせ

「埼玉県水環境課主催の、川の再生交流会のお知らせ」
 1つは目のPDFは、埼玉県水環境課が主催する恒例の「川の再生交流会」です。既に、所属団体名を
記入して参加申込みを行った方々には、重複をお許し頂きますが、奮ってご参加をお願い致します。
 
H.31.「2.2川の再生交流会」.pdf

 「当協議会主催の、河川環境シンポジウムのお知らせ」

 2つ目PDFは、当協議会が主催する「河川環境シンポジウム」(武州・入間川プロジェクト)です。会場は、嵐山町の国立女性教育会館研修棟にて開催予定としております。
 今後の河川環境保全、
都幾川流域(比企郡内)の特性、そこに生きる生物(魚、両生類、爬虫類など)について、お二人の専門家からご講演を戴きますので、ご参加をお薦め致します。パネリストは、NPO荒川流域ネットワークの鈴木代表につとめて頂きます。

 H31.「2.7河川環境シンポジウム」.pdf

お知らせ 寒風の中で第18回河川見学会(県・協力)を実施しました!

 1月19日(土)9:00~より、越辺川中山堰の右岸頭首工付近に、約20名の関係者と当協議会員が集合し、埼玉県が主導する「川の国はつらつプロジェクト」の一環として、魚道建設工事現場を視察し、31年度後半に施工される都幾川矢来堰魚道予定地での工事計画の説明を受け、参加者全員での意見交換を行いました。

 参加者は、国土交通省荒川上流河川事務所、川越比企地方センター東松山事務所、東松山農林振興センター(協力)、東松山市環境保全課、NPO荒川流域ネットワーク(共催)、専門家の方々であり、これまで「川のまるごと再生プロジェクト」で入間川で数カ所の魚道整備工事を竣功してきて、魚類など生き物の遡上を可能にし、水辺空間の賑わい創出を行なってきた実績を、比企郡内上流の越辺川・都幾川でも継続実施しようとするものです。



写真1.越辺川(中山堰-川島町吹塚)魚道整備工事現場での見学会。魚道はステッププール式です。

 


写真2.都幾川(矢来堰-東松山市下青鳥)の渇水期河床現況。

 


写真3.矢来堰魚道整備予定地での見学と意見交換会、プール階段式魚道を検討中。

 

 特に、都幾川の鞍掛橋では県土整備事務所や東松山市環境産業部により、「くらかけ清流の郷」として賑わいの創出が計られてきましたが、矢来堰が川の生き物(特に天然アユなど)にとっての遡上阻害物になっていたため、今後、行政・専門家・市民団体など構成される「東松山ワーキングチーム会議等で、魚道の整備建設・維持管理などについて会議が開催されることになります。