お知らせ

お知らせ あつまれ!くらかけっこ!(東松山市主催)のイベント支援

 夏休みも残り少なくなり、北九州地区の豪雨災害が続く中、ラッキーな好天日829日(木)に、東松山市環境保全課主催の親子体験教室が行われた。集まった親子30組。第一部は鞍掛山散策で鞍掛山(里山)の植物観察と展望台からの双眼鏡などによる景観観察。その後第二部として川の生物観察と川遊びが行われた。

写真1:森田市長の開会挨拶

 開会式では森田市長の挨拶が行われ、スタッフの紹介や諸注意事項などの話があり、ラジオ体操の後、スタートしました。サポートスタッフは東松山市環境基本計画市民プロジェクトメンバーとそれに学生ボランティア。市民プロジェクトからは、取りまとめ(統括)の比企の川づくり協議会と市民の森保全クラブ(里山担当)、比企自然学校(水辺担当)。

親水護岸の横の岸壁にはイワタバコの紫の花がちょうど見頃。みんな止まって説明を聞いているようだが、理解してくれたかな?後ろの方では遊歩道が狭いので近づけないのでどうだっただろうか?

写真2:鞍掛山展望広場からの景観・眺望観察(グーグル画像の張り合わせ写真で地物との照合)

都幾川右岸にある神戸用水の取水口(標高35m)、都幾川右岸の親水護岸から山頂(標高83m)の鞍掛山展望広場に至るコースは、トレイル(自然観察路)として優れていることを再認識しました。展望台からの眺望は、蛇行している都幾川にかかる橋や、河岸段丘崖下の低地の施設(学校橋、月田橋、上唐子のホタルの里、鞍掛堰、鞍掛冠水橋、浄空院、丸木美術館)、松山台地上の建物(国立女性教育会館、菅谷中学校、明星食品嵐山工場、滑川総合高校、ケーヨーデイツーつきのわ駅前店、嵐山病院、東松山工業団地の工場や物流倉庫)、さらに比企丘陵上にある花見台工業団地、二ノ宮山(標高131.8m)展望塔、滑川町配水場などを見ることができました。秋~冬になると群馬県や栃木県の高山がどの程度見えるようになるのか、楽しみな所と思われます。

図1.鞍掛山への見学ルートと、生きもの調査地点など⇒
川 生き物調査、ガサガサ等.pdf

 

一端くらかけの郷に下山して、トイレ・給水等を済ませ、水辺班の登場でライジャケや靴ひもを固め、自然学校の方々と、武蔵が丘短期大学のアルバイトボランティアの安全見まもり班に導かれて、タモ網を持ってガサガサ生き物採捕と川遊びに熱中しました。流れはやや速かったが浅かったので水と遊ぶ子供達が少なかった。あっという間に終わりの時間となってしまった。

写真3:川遊びに集まった市内の児童達



写真4:ミニ水族館で、親子生き物観察会

お知らせ 川の国埼玉はつらつプロジェクト(東松山地区検討会)会議へ参画

  8月28日(水)14時~、東松山市総合会館3階の会議室に於いて、東松山市環境産業部農政課主催の「矢来堰魚道建設工事」の第2回検討会議が実施されました。


写真1.東松山市役所総合会館3階 会議室にて 第2回検討会

 実施設計前の第1回検討会は、H31年2月6日に行われましたが、今回は市内下青鳥地内に位置する「矢来堰魚類遡上施設工事(魚道)と堰堤補強工事」の詳細計画が、東松山農林振興センターより提示され、複雑な①河道全体計画、②プール階段式魚類遡上施設、③堰堤補強施設の3面の計画平面図をもって説明がなされました。

資料1.第2回東松山地域検討会 議事資料PDF・・・①はつらつプロジェクト 東松山地区検討会.pdf

約3年の一度の洪水で数度に亘り破壊された、蛇かご・矢板補強構造の矢来堰は入間川で設置された6基の魚道とは構造的に異なるため、強度計算や遡上効果予測などは一向に分からないままである。工事計画では、国)荒川上流河川事務所への工事許可申請は提出済みなので、許可が下りた後、秋頃から工事に着手してR2年度3月末には、竣工予定との説明がありました(どれだけ工事が延びるかの説明は、無かったが・・・)。

資料2.3枚の計画平面図は、4MBのPDFにつき、掲載できません。 
現況写真のみ掲載PDF・・・→②矢来堰 現況写真.pdf

下流の越辺川の施設等(出丸魚道、中山魚道)の遡上効果も、標識魚(稚あゆ)の遡上確率は、1/1,000オーダーの様ですので、今後の追跡調査などを行って効果を見守っていく様心がけて欲しいとお願いしておきました

(荒川本流での稚アユ遡上の不規則性や、入間川・菅間堰の遡上確率の低さも、原因の一つではありますが・・・)  
 

お知らせ 大人も子供も大集合!ときがわ花菖蒲園対岸で川遊び!

8月3日(土)、ときがわ町玉川の「花菖蒲園」の対岸の河原にて、大人・子どもが参加して川あそびと生き物採集など環境学習が実施されました。

 主催は、地元のNPO団体:もりんどで、当協議会から5名の協力者を加えて、約40名の親子達で実施されました。午前9時から、主催者代表のもりんど会長の山本さんからご挨拶と楽しい半日のスケジュールと環境学習などの説明があり、ライフジャケットの正しいつけ方や、河畔で生き物採集する(ガサガサ採集)時の注意事項が述べられ、履物やサンダルの注意事項が述べられました。

 上流区域の清流に特徴的な、サワガニや水生昆虫(サナエトンボ、イトトンボ、コオイムシ等)、ハゼ、ハヤ等が多く採捕されて、子ども達は大喜びでした(写真1&2.参照)。

当日は、関東地方の梅雨明け宣言にも恵まれて、都幾川の上~中流域の蛇行部分にての川遊びも加わって、「河童」に戻った子供・親御さん達は大いにふるさとの河原で、楽しい半日を過ごすことができました(写真3.参照)。 



  写真1.都幾川の水辺でのガサガサ生き物採捕

 

 写真2.採捕された、「生き物」の同定・展示版

 

 写真3.蛇行河川部での楽しい「親子川あそび」風景

お知らせ 荒川上流の玉淀大橋(寄居町)周辺にて、カヌーツーリングに参加!!

 7月15日(祝日、海の日)、比企自然学校が主催するカヌーツーリングに参加しました。参加者は4名で、長引く雨降りの中でしたので、荒川本流の水面は上昇し流速も早く(推定、5~7m/sec)、有料駐車場の河岸から製作したばかりのカナディアンカヌー(西川材・檜製)とタンデムカヤックの2艇で、上流の玉淀大橋(国道254号)を越すのに結構時間がかかりました(方向が定まらないケースがあったりして…)。


写真1.玉淀大橋上流にたどり着いたカナディアンカヌー(右:木製手作り)とタンデムカヤック(左)

 
 一方、川下りは水面に顔を出す岩場で、時々方向を注意するだけで、気持ち良く流れていきました。参加者は、65歳~72歳のおっさん達なので、川昇り・下りで一汗かいた後は、テーブルと椅子を河原に持ち出してティータイム。川談義とよもやま話で、しばしのクールダウンしましたが、降雨はなく気持ちの良い一時を過ごしました。


写真2.川下りでスピードを出す、カナディアンカヌー

 「海の日」ができて、「山の日」もできたのだから、次は「川の日」が必要だろうというのが、参加者からの意見でした。川の国を標榜する埼玉県なのだから、県の行政的手腕を期待したいものではある。

 (新情報):木製カヌーを製造した自然学校代表の櫻井さんの計画では、第2号艇の製作を計画しており、シーズン終わりの11月頃まで進水させたいと仰っておりました。
 受注販売計画も考えておられるようで、広く普及されることを楽しみにしています。

  (追加記事 8月7日)
 タンデムシーカヤックの性能確認を行った。タイトなコックピットにそれぞれがフットレストの位置調整をして乗り込む。今回はスプレースカートまでの装備はせず、まずはそれぞれの想い・想いでのスタイルで漕ぎ出し。持参のダブルブレードパドルのフェザー角90度固定。スラロームカヤック用だったので違和感たっぷりの使用感だった。


写真3.おじさん達の初めての「シーカヤック」漕ぎ

お知らせ 線状降雨帯が長引く中での、新宿小学校6年生による環境学習の実施

 7月4日(木)の南九州(鹿児島・宮崎県)豪雨災害が報道される中、関東地方も強い降雨がありましたが翌日5日(金)には小降りとなり、新宿小学校の「市野川の生き物調査や水質判定―環境学習―」が、河川敷を校内体育館と場所を変えて実施されました。

 環境学習を支援し参加した協議会会員は5名で、水浸しになった市野川河川敷から3日に仕掛けた「採捕網」4つを引き上げ、大型の魚類(ナマズ、ウナギ、カムルチー等)・は虫類(ミシシッピーアカミミガメ)・甲殻類(テナガエビ、モクズガニ等)を採捕し、軽トラのタンクやボックスに収納し、体育館に設置した4つの水槽に移動展示した。


写真-1.河川敷での生き物採捕と軽トラによる運搬

予め、県土整備事務所発刊・当協議会編集の「比企の川 生き物図鑑」を3クラス約70名の児童達に配布しているので、図鑑と生き物とを見比べながら、展示された生き物の名前を確認していました。

写真-2.体育館内に設置した水槽での生き物観察(図鑑での同定)


業間休みを入れて、2日前に市野川、滑川、都幾川で採水した河川水の水質パックテストを全員で実施した。3組を6グループに分けて、それぞれのグループで3河川のCODを、協議会の環境アドバイザーから指導を受けてビーカーから吸水検査して、反応色から水質汚濁度を表示した。


写真-3.アドバイザーによる水質パックテストの実施

写真-4.児童達による3河川の水質判定結果表

 
当日は、埼玉県環境部環境政策課からの「環境アドバイザーの視察」があり、
当協議会会員(アドバイザーは2人)の環境学習指導を、熱心に観察・評価している姿が見られました。