お知らせ

お知らせ ナマズ、コイ、ライギョの繁殖地で、環境学習!?

 台風1号が台湾を直撃して、中国大陸福建省に上陸した後、急激に勢力を衰えさせましたが、日本の九州南部に横たわる梅雨前線を刺激して、南九州には記録的大雨を降らせました。
 その梅雨時の合間の14日(木)の午前中に、東松山市立新宿小学校では、恒例の3年生全員(67名)による「市野川探検隊・水辺観察会」が、当協議会員・PTA関係者(約15名)・教諭の
指導、協力によって実施されました。
 小学校から、最も市野川の礫河原に近い空間は、国の史跡になっている「松山城跡」「吉見百穴」の西側の河川敷で、県土整備事務所河川砂防部の草刈業務などの支援もあり、約100名が安全に楽しく環境学習・川遊び・生き物調査に取り組みました。

⇒川遊び、ガサガサ生き物調査に興ずる小学生たち(トラロープは安全区域の設定)

 
また、当地では秋口の「ふれあい市野川クリーンアップ作戦」でも、仕掛け網ではナマズやライギョ(カムルチー)がよく採捕され、コイと共に繁殖している箇所(ライギョの営巣地)でもあります。子供達のガサガサ生き物調査でも、10CM前後のライギョが採捕されており、シマエビ・テナガエビ・ウシガエルの幼体(オタマジャクシ)・タモロコ・モツゴなどがその豊富な採餌動物になっているようです。

⇒採捕された、左側水槽:ナマズ(4尾)と右水槽:ライギョ(2尾)


⇒ガサガサ生き物採取で採捕されたカムルチーの稚魚(約10㎝)

お知らせ 高麗川の地域交流会(in日高市)に参加して

 7月9日(土)、そぼ降る雨の中、埼玉県水環境課と埼河連主催の高麗川まるごと再生(H26年3月竣工)の現地見学会と市民による意見交換会に参加してきました(参加人数約25名)。
 高麗川の巾着田は、年間約60万人の観光客が散策や川遊びに利用されるほか、BBQなどを楽しむ場ともなっており、特に曼珠沙華(ヒガンバナの別称)群生地は、全国的にも有名な景勝地となっています。
 県の川のまるごと再生プロジェクトにも選定され、H25年度から魚道整備、景観配慮看板の配置、公衆トイレ改修や遊歩道整備などが着工されていました。
 ただ、県と日高市と住民代表(日高市部会)の3者で進められてきた事業計画が、一部の自然保護団体への充分な検討や説得が行われなかったために、遊歩道計画・護岸工事等に疑問を残す結果となってしまっていた。
 地形的には河岸段丘で出来た、巾着田の下流域渓谷の瀬ありトロ・淵ありの良好な自然景観に、コンクリート遊歩道やカゴマット護岸の一見強固な構造物を出現させてしまったので、埼河連に集う県内活動団体による見学会・意見交換会を開催するに至りました。

写真1⇒礫河原の左岸側に練り石積構造の堤防を構築。端場はコンクリート舗装にしてある。


 見学コース及び範囲は、「お蔵淵⇒天神橋⇒巾着田」と遊歩道コースをとり、上流の巾着田の魚道や公衆トイレなどの見学にも及んだが、地元市民団体や昔を懐かしむ方々からは、湧水箇所や河畔林を大幅にカットした現況に批判的な意見を述べられました。
写真2⇒公民館での、県水環境課・埼河連主催の「意見交換会」


                                 以上






お知らせ 東松山市立新宿小学校6年生の環境学習支援

任意団体「市野川を再生させ隊in松山」が環境学習支援として7年前から継続してきた、東松山市立新宿小学校6年生(3クラス、65名)の「市野川の生きもの調査と水質判定」を実施しました。市民環境プロジェクトに登録しているイベントであるため、今年度から当協議会が引継ぎました。

当日の支援スタッフは比企の川づくり協議会4名、加藤PTA会長、東中学校の生徒3名で支援活動を行いましたが、市野川の草刈業務が7月より開始されたこともあり、河川内に不法投棄されたバイクなどの大型ゴミの撤去作業も、前々日より県土整備事務所・草刈業務受託会社と協働して実施致しました。  写真1⇒不法投棄物撤去作業

環境学習(生き物調査)は、例年より出現数も減っており魚類でコイ、ギンブナ、ナマズ、タモロコ、モツゴ、ヌマチチブ、トウヨシノボリ、ジュズカケハゼの8種、甲殻類で、テナガエビ、スジエビ、アメリカザリガニ、ヌカエビの4種類が確認されましたが、モクズガニやクサガメなどは採捕されませんでした。 写真2⇒水槽の生き物同定作業

猛暑のため早めに河川敷から体育館に移動し、(常温アルカリ性過マンガン酸カリウム酸化法による)簡易パックテストCOD(低濃度)で都幾川、市野川、滑川のCOD(化学的酸素要求量)を測定しました。東松山市を貫流する3河川の水質比較を行ない比較的汚濁の進んだ滑川・市野川の数値(7ppm以上)と流量も豊かで清流に近い都幾川の数値(2ppm)を比較して水質環境の現状を把握してもらいました。 写真3⇒水質判定結果を説明して頂く先生と協議会会員

お知らせ H28年度「荒川水系一斉水質調査」に参加・協力!!

 毎年6月第一日曜日に実施される、NPO荒川流域ネットワーク主催の「一斉水質調査」で、当協議会は、スタッフの日程的都合がとれずに、予定日より早い6月1日(水)に3河川10地点で調査を実施しました。
 3河川は、東松山市を流れる滑川・市野川・都幾川のほぼ中流域で、それぞれ2箇所・4箇所・4箇所で採水し、都幾川鞍掛橋の四阿にてパックテスト(COD、導電率ECなど)を計測しました。毎年のことですが、市役所が年4回BOD観測で、3河川を水質観測していますが、滑川>市野川>都幾川の順で水質汚濁が定着し、特に滑川支流の月中川の水質改善が進んでいないことを示しておりました。
 調査結果は、次のEXCELデータとして取り纏め、NPO集計センターの窓口にお送り致しました。
28年度 一斉調査ポイント(比企の川づくり).xlsx

10箇所の採水箇所写真は、次の通りです。↓
①滑川支流(月中川) ②滑川不動橋上流 ③市野川天神橋下流 ④市野川吉見百穴前 ⑤市野川慈雲寺橋下流 ⑥市野川徒歩橋下流 ⑦都幾川鞍掛橋下流 ⑧都幾川稲荷橋下流 ⑨都幾川新東松山橋下流 ⑩都幾川長楽落合橋付近

お知らせ H28年度 県土整備事務所との初回打合せを実施しました!

5月16日(月)午後3時より、当協議会と東松山県土整備事務所(河川砂防部)とのH28年度の第一回目の打合せ会議が、新人事による初顔合わせも含めて、県土整備事務所2階会議室に於いて開催されました。

 県側からは、菅原河川砂防部長・乾(いぬい)担当課長(下流域担当)・山本担当課長(上流域担当)・桑原主任(女性)の4名が参加され、当協議会からの6名の参加者を加え、10名による「年度初めの打合せ・顔合わせ」を行いました。

 協議会からは、27年度の事業報告と決算、28年度の事業計画と予算等の説明と県河川行政に対する要望と提案などが行われ、県土整備事務所からは28年度の18事業(護岸工、築堤工、浚渫工、流路工、砂防堰堤工など)の説明と図上説明(A-3版)が行われました。

 特に、質疑応答が集中したのは、都幾川・槻川水系での浚渫工を実施する場合の生き物に対する配慮(特にウグイ産卵時期)や河畔林の除伐(まるごと再生地区)に関して協議会側から工法や工期に対する注文が多く出されました。

 県土整備事務所の担当課としても、私達市民団体や漁協からの意見具申に対しては、今後も慎重に対応するとの約束を得ましたので、工事対象となる地域や団体へ持ち帰り、再度県側へ要望や提案を行っていくことが確認されました。


写真:東松山県土整備事務所での「初回打合せ・顔合わせ」風景  ⇒ 
  県土打合せ会議1.jpg

お知らせ 入間川本流菅間堰(川越市)の魚道改良の効果調査など!

 5月1日(日)GWの真ん中で、NPO荒川流域ネットワーク主催の魚道効果調査が行われました。菅間堰(川越市)は、2年前に東松山農林振興センターによって、川幅約100mの左岸側の流路のような形状で建設されましたが、「流速が早すぎる」「高低差4~5mの魚道には、ステップ&プールが無く稚アユの遡上が不可能」などの理由で、H27年度に改良工事(階段状のプール設置など)を行ったものです。
 
 NPO代表の鈴木さんからの工事結果に対する評価は、以下の様に語られておりました。

 『全体的には、大分改良され遡上しやすくなったという評価だが、下流端のエプロン状態だった所は、コンクリートを深くハツってプールを作り、入口は上りやすくなった。もう一段下流側に予定していた隔壁は川底の状態が悪く、設置できなかった。欲を言えば、魚道の右岸側を上側と同じように傾斜を付けた方が、様々な魚やモクズガニ等の遡上に対応できるのではないかという意見があった。

 中流部が、魚道に深さがなく、なおかつ粗柱付きブロックが突出しているので、そこだけ流速が速くなるのではないかという意見があるので、今後の検討課題となった。

 上流部の課題は、流入する流量をコントロールする必要があるが、角落しを設置することになるが、どれだけコントロールすることができるか、また、流量の変化に施設として対応できるかということになる。』
 との評価がなされております。以下の現場写真をご覧ください。


 写真1.完成した菅間堰の魚道

 写真2.効果を検証するための稚アユのアブラビレCUT作業(約50名参加)
 

お知らせ 川の国埼玉はつらつプロジェクト推進事業が始まる!

 前回のホームページで、埼玉県の平成20年から継続している「みどりと川の再生事業」として進められてきた入間川での魚道整備が、比企地方(越辺川・都幾川地区)へ延長することになりました。 
 今後4年間の実施計画として、埼玉県農村整備課より公表された事業説明では、
1.(今年度は、)魚道整備及び工事に伴う「調査・設計・測量」が、出丸堰・中山堰(越辺川)、矢来堰(都幾川)に於いて実施される。
2.今年から、H31年度にかけて3堰地区より上流の鞍掛橋周辺までアユの遡上を可能とし、川の魅力を向上させるとともに、更なる川の利活用を推進していく。
3.県民ムーブメントとなった「川の再生」の機運を絶やさぬよう川の利活用を推進し、水辺の地域資産として育てていく。
4.地元自治会や地域活動団体、施設管理者等、地元市町村と共に整備計画や維持管理、利活用について検討していく。
 などが、明らかにされています。
対象自治体は、東松山市と川島町になりますが、プロジェクトの事業概要(農業用水)を、以下に示しました(PDF参照)。
H28年度はつらつプロジェクト推進費.pdf
 
 

お知らせ 第20回荒川流域再生シンポジウムに参加して。

 3月13日午後より、嵐山町の国立女性教育会館大会議室に於いて、「第20回荒川流域再生シンポジウム」が開催され、主催者、国・県の後援者、市民団体等の関係者約40数名が参加致しました。
 下の写真は、埼玉県東松山農林振興センター県営事業担当による魚道設置事業の
進捗状況と今後の計画の発表です。
 主たるテーマは、会場写真の発表スクーリン上段に掲げた横幕にも記載されているように、『入間川での遡上環境改善事業を越辺川水系に繋げていこう』という新年度計画の紹介と、事業内容について報告がありました。28年度の県事業は、まだ2月県議会の審議を経ていないこともありますが、概ね承認されるだろうとの見通しです。
 当協議会の活動する都幾川の鞍掛橋まで、魚道の事前調査や実施設計、整備工事など4か年の事業が着手されることとなり、私達も忙しくなることを予感させられました。
 今後とも、関連NEWSに関しては当HPにも掲載して参りますので、興味ある方々は注目してご覧頂ければ幸いです。

 また、当日埼玉県立川の博物館より、新年度4月~6月下旬までに「川沿いを歩く」「川の体験教室」「講演会」などのイベント案内(4回)のチラシを頂きました。比企郡内居住者に限らず、大変興味があり、有意義な内容となっておりますので、以下にチラシのPDFを添付して紹介させて頂きます。申込みを行い、奮ってご参加をお薦め致します。
特別展のチラシ・申込み要領⇒
都幾川・槻川展 博物館.pdf
                                 

お知らせ 東松山市「市民環境会議」が開催されました!

 東松山市環境基本計画市民推進委員会「市民環境会議」が総合会館で開催されました。事例発表は姉妹都市である東松島市副市長古山さんによる、「協働による復興まちづくり」、東松山市エコタウン推進課「市民協働で進める環境まちづくり」でした。
 また、平成28年度の市民推進体制へ申込みするプロジェクトの募集も始まりましたので、「申込み要領」と「年間スケジュール表(案)」が事務局より手渡されましたので、会員各位へお知らせ致します。
 次のPDFを参照下さい⇒
H28推進体制・スケジュール案.pdf

 東松島市の市民協働のまちづくり
東松島市では、平成17年度より、市民協働のまちづくりに取り組んでいます。
将来にわたり住み良いふるさと「ひがしまつしま」を維持していくために、地域に直接かかわる具体的な課題について、市民が主体的にまちづくりに取り組み、地域単位でまちづくりの立案運営を可能となるような自助自立型のまちづくりを目指しています。
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 以上は、当協議会運営委員稲田さんが代表をしている「岩殿満喫クラブ」のブログからコピー編集したものです。
 まちづくりの詳細については、こちら「満喫クラブのブログ」をご覧ください。 ⇒ http://hiki.blog.jp/

お知らせ 河川協力団体として関東地方整備局HPに掲載されました!

 国土交通省 関東地方整備局 荒川上流河川事務所の河川環境課 河川環境係長 関根 英樹氏から、当協議会へ以下の様なHP掲載の連絡がありました。
 今後、毎年協力団体としての「活動報告 写真・文書」が、掲載されることになります。また、
広く関東地方から河川環境に活動する他団体やNPO法人等の情報を取得することが出来るようになりましたので、ここに掲載してフルに活用して頂くことを期待いたします。

 『いつもお世話になってます。

先日、皆様に記載内容の確認等ご協力頂きました河川協力団体の活動状況(平成26年度の活動状況)について、本日付けで関東地方整備局のHPに掲載されましたので、情報提供いたします。 

HP掲載先】

・活動状況について
    http://www.ktr.mlit.go.jp/river/chiiki/index00000004.html

  尚、皆様の活動状況につきましては。以下の順で掲載されております。以上よろしくお願いします。

     ⑧高麗川ふるさとの会(坂戸市)

     ⑨荒川の自然を守る会(上尾市)

     ⑩比企の川づくり協議会(東松山市) 』                                            
                                  

 

お知らせ 都幾川で新・棚田式魚道整備工事が、完成ま近かです

 魚道建設検討会を主催してきたもりんどの山本会長へ、ときがわ町の担当課より魚道整備進捗状況の報告があったので、工事最終段階でもあり、19日(金)単身にて見学してきました。

 1枚目は河川左岸側から、2枚目は右岸側からの撮影写真です。
     ↓


 工事現場では、河川本流の流水を右岸側に切り替え、整備した魚道に通水を行っていました。
 現在、渇水期にも拘わらず河川流下流量があることから、予定の澪筋はもとより魚道ブロック扇部分全面からも流下可能を確認しました(添付写真を参照)。 今後は、河床土砂整正を行って、左岸側の六脚ブロックの設置を進める予定になっているそうです。
 また
今後の堰の運用計画としては、4月10日頃から1020日頃まで耕作地への用水を取水する予定になっています。
 新しい魚道については、遡上状況の調査や、流量の変化や堰板の調整などによる影響などについても経過を観察し、そして問題点があれば知恵を出し合い解決していく必要があるとのことです。

添付PDFは、219日 ときがわ町産業観光課員(新井さん)の撮影写真02 19 玉川魚道 (ときがわ町).pdf


お知らせ 第22回川の再生交流会が開催されました(於:うらわ市)

2月6日(土)AM10:30~PM4:00、「川の再生交流会(旧・埼玉県河川愛護交流会)」がさいたま市民会館にて開催されました。

 主催は埼玉県河川環境団体連絡協議会(略称:埼河連)と埼玉県環境部水環境課。川にかかわるNPO、市民団体や行政等約400の参加者が。司会は浦和第一女子高アナウンス部が担当し、伊奈町の小針中学校・合唱部のコーラスでオープニングセレモニーが行われた。
⇒小針中学校コーラス部


⇒全体会議での発表


 環境大臣官房廃棄物・リサイクル対策部の吉川圭子氏の講演や松伏中学校の先生が小・中学校の環境学習事例を発表、さらに戸田市のNPO団体、越谷市の連合自治会などが川の再生や美化活動を報告しました。

 お昼を挟んで、午後からは6つの分科会が開催されました。「美化活動」、「水質改善」、「多自然川づくり」、「100プランとまるごと再生」等の6分科会が行われる中、当協議会から参加した5名の方々は、「環境学習」など複数の分科会でスタッフとして協力しました。筆者の参加した「環境学習」分科会では、獨協大学の学生、夢クラブが事例発表を行いました。


⇒ワークショップGでのKJ方式発表風景(環境学習分科会)


 発表後、各テーブルごとに日頃の環境学習の成果、なかなか進まない点、原因や対策などを話し合い、皆さんの真剣さ、熱心さが伺える「まとめ」となりました。分科会後は、もう一度全体会です。最後に閉会にあたってのまとめが行われ、終了となりました。
⇒各ワークショップGの取り纏め

お知らせ 市野川(羽尾地区)河畔林の整備、伐採工事の進捗状況


 1月23日(土)9:00より、羽尾地区の河畔林の一部伐採工事が実施された。昨年9月の関東・東北大水害時には、市野川の一部で溢水が見られ、羽尾地区で合流する「又五良水路」で多くの樹木が流下能力を阻害したために、県土整備事務所河川砂防部の発注で、伐採工事(市野川右岸側)が行われました。
 枯死木、傾斜木など、予め市野川水系の会イン滑川町の皆さんで、目印用のビニール白テープを貼って頂いていたので、工事関係者はスムーズに作業を開始することが出来ました。現場協議で、作業に邪魔になる数本の樹木が追加伐採となりましたが、本日は枯死寸前の針葉大木(ヒノキ)がメインとして伐採され、水路に張り出しているエノキ、コナラなども除伐されることになりました。
⇒写真、「又五良水路」河畔林の伐採工事状況など

 水路の石積み護岸の修理は、後日の作業として取り扱われるとのことでしたが、大木に絡みつく蔓植物の切り残しが多く存在しており、数年かけて腐食して散策ルート頭上に残る「枯死木」になる可能性も考えられます。散策者安全通過の観点から、今後撤去してもらえるよう、管理者側(県土整備事務所)と協議していく必要があると感じました。
⇒散策ルート(
右岸堤防)上に切り倒されたヒノキ枯死木




お知らせ ときがわ町の魚道整備事業で、絶滅危惧種を発見!!

 去る1月14日(木)の都幾川 宮ヶ谷戸前堰の魚道整備事業で、生き物の「引っ越し作業」を記事としてUPしましたが、午前の工事開始から一緒に調査をされていた、埼玉県環境科学Cの金澤さんは、絶滅危惧種のスナヤツメを1尾採捕して同定・接写撮影後に、埼玉新聞の記者発表に応じ、河川環境の重要性を訴えておりました。

 その記事を、ご本人よりお送り頂いたので、本HPに記事全文をJPEGにて紹介致します(下段)。

お知らせ 関東地方整備局と国指定「河川協力団体」との意見交換会、活動発表会。

 18日(月)は、夜間からの降雪が15㎝となり、小学校等は2時間遅れで開校することとなりました。筆者の定期ミニ水族館の掃除も午後に実施することとなりましたので、先日16日(土)13:30~17:00より、荒川上流河川事務所の西浦和出張所に於いて、関東地整局河川環境課・水政課・河川管理課主催の「意見交換会・活動発表会」に参加してきましたので、添付資料・写真を添えて、概要の参加報告を行います。

 ⇒写真は、荒川上流河川事務所の西浦和出張所の会議室風景

1.参加者総数 関東地整局指定協力団体(26団体中)20団体(21名)

        関東地整局内出席者        16

2.活動事例発表者(別紙1を参照のこと)    9団体(当協議会からも発表)
⇒別紙1
河川協力団体出席者一覧.pdf

3.意見交換会の概要

 ①全国197団体が認定されている中、関東地整局で26団体は少ないと思われるが、今後「顔の見える」交流を行い、活発なパートナー態勢を構築して、協働・業務委託できる体制(制度設計)をつくっていきたい。

 ②協力団体へ「委託する範囲(概念)」として、河川法99条の委託の範囲で実施するしか出来ない。建設業法の中の、「工事範疇」(草刈も工事に相当)、「下請け、外注の概念」に相当するものは委託ではなく、一般競争入札・発注や随意契約の工事範囲に相当するので、委託出来なくなる。

 ③よって、別紙4に基づく「委託出来る条件」が限定されてくる。<草刈り+外来種除去>のような、環境教育・啓発を主目的に名称変更することが条件となる。
⇒別紙4

 ④委託方法は、協力団体・社団法人・財団法人等へ公示後、申請資料を受理した後に、選定・委託というフローになる。

4.総括(私的)

  意見交換会に参加して、地方整備局の見解を聞いてみると、「活動範囲の限定」「活動の実績・経歴」「他団体との競争」も要求されてくる傾向になると感じられました。

 その為には、整備局や事務所との日常的(又は定期的)な交流や意見交換などが要求されるだろう、と直感した次第です。

  まあ、タナボタ方式に「委託」が為される訳ではなく、何らかの営業努力を要求されてくるということです。

 

 (以上が、測量設計やコンサル業界を永らく体験した筆者からの、委託者側見解・目論見に対する直感的な感想でした!!)

お知らせ 宮ヶ谷戸前堰魚道建設に伴う、生き物の「引っ越し」作業実施!

 1月13日、今年初めての協働作業は、ときがわ町宮ヶ谷戸前堰の魚道建設に伴う、生き物の「引っ越し」作業から開始されました。
 呼びかけ人は、当協議会の事務局運営委員であるもりんど代表の山本悦男さんであり、昨年から周到に関係各位と連絡調整を行って頂き、好天ではあるが水温6℃の冷たい都幾川(玉川橋下流)で、行われました。
⇒写真、昨年末までの魚道建設工事現場(山本さん撮影)

 建設監督者は、ときがわ町建設課・産業観光課であり、重機による工事関係者を除き、生き物・魚類の「引っ越し」作業(採捕・再放流)に参加された団体は、武蔵漁協、
もりんど、ときがわ遊歩道の会、比企の川づくり協議会、埼玉県環境科学国際センター、県立川の博物館、荒川域ネットワークで、総勢約15名の方々による作業でした。
 午前の十字ブロックの除去(重機ユンボによる)から、研究機関の方々は、作業の合間にタモ網で砂地・礫地から、大型ではナマズ、キンブナなどの採捕を行っていましたが、午後からは大勢の採捕作業で、魚類、甲殻類、両生類、巻貝類の多くの生き物を採集して、一部は博物館の展示水槽などへ搬出されたが、多くの生き物を同定した後(※)、建設工事現場より下流の清流へ再放流されました。勿論、再放流・移動禁止の特定外来生物であるコクチバス13尾は、その場で内臓を取り除かれ食べたい方へ、手渡されました(筆者は、4尾をから揚げにして夕食前のツマミにしました)。
⇒写真、工事現場と生き物採集作業


⇒写真、生き物同定作業と種類別個体数、コクチバスの殺処分


※⇒確認された生き物の種類数は、魚類19種類・甲殻類5種類・両生類1種類・巻貝類3種類・水生昆虫類6種類でした(上のボードを参照下さい)。

お知らせ 「比企の川 生き物図鑑」の改訂版が、発行されました。

 4年前に、東松山県土整備事務所 河川砂防部より発行された「比企の川 生き物図鑑」は、環境省の「貴重種や外来種」指定状況が追加されたり、学会の分類上の変更や種名確定などが生じてきたので、新規増刷を行う今年11月に合わせて、改訂版を作成致しました。
 県土整備事務所の担当課長さんと当協議会事務局による字句の統一や初版時の誤りを訂正し編集作業を行い、最後に埼玉県環境科学国際センターの金澤光さん(=
監修者)のご指導(写真提供含む)を受けながら最終印刷にこぎ付けました。
 これまでのボケた写真や、種類の特徴を表す写真が不鮮明だったものを取り換えて、美しい生き物図鑑が完成いたしましたので、環境団体に所属する皆様が地域や学校での環境教育などの際に、県土整備事務所に直接申込みを行って現場でのテキストとしてご利用頂ければ幸いです。

(但し、比企川協の運営委員&会員の皆様には、直接手に取ってご覧頂くために、
既にサンプルとして1冊を送付致しました。)

⇒以下は、「比企の川 生き物図鑑」(改訂版)の表紙及び裏表紙



 無料頒布される申込み先は、以下の通りです。(必要部数については、担当者と交渉して下さい。)
 ⇒ 埼玉県東松山県土整備事務所 河川砂防部 TEL0493-22-2334

お知らせ 日高市の「高麗川まるごと再生」の昨今は?

高麗川まるごと再生事業(日高市分)の全面変更を求める!!    埼玉県河川環境団体連絡協議会 (埼河連) からの投稿

埼玉県のまるごと川の再生事業計画は多くの成果のうちに進行している。反面、計画そのものが川の環境保全を根底から揺るがす事例もあるのは大変残念である。今年度の計画で、高麗川まるごと再生事業のうち、日高市分の再生事業は以下の点で容認できないことが分かった。

1.今回の高麗川まるごと再生事業のうち日高市分事業は、川の再生100プランの巾着田事業から発展的に計画されたものであるが、住民に広く説明をし、公開されたものでは無かった。つまり、一部の要望を聞いたものではあろうが、広く住民の要望を採択したものでは無かった。

 高麗川は埼玉県の河川にあって、水質はAAにランクされ、埼玉の清流の代表格である。この素晴らしい高麗川で、両岸が河岸段丘の、カワセミが生息する豊かな自然の中にコンクリートで固めた遊歩道を造成することは許し難い整備である。

2.川に近付き、水辺に接したいと願う住民は多い。しかし、自然に反する整備を望んでいない。今回、高麗川の整備予定地を見ると、自然に近い「踏みあと」程度の整備で十分である。大きな石をよけ、小石、砂利でならす程度で充分である。年に数回の補修は必要だが、僅かな費用で整備可能である。今回のまるごと再生事業で、整備後の保全に、埼玉県は住民参加を提唱しているが、これは住民と長期にわたり協議することで、その後の保全が可能であるとしている。その精神から言って、整備後の手間はかかるが、「踏みあと」程度の整備を要望する。

3.川に行きたいと願う住民には、スポット的に上下する道筋、階段は必要である。

4.治水・護岸の要望は強い。県は護岸や樹木の手入れを民地であるとの理由からほとんどしていない。今回のまるごと再生事業では、大要として、治水とは関係なく進められているが、日高市分では一部に護岸事業を進めるから、このまるごと事業を容認せよとの声が上がっている。護岸工事は別物であるとの説明が必要である。

5.下流の住民は高麗川の清流を思い浮かべて水道の水をいただく。日高市民が「まちの活性化」をうたい、清流の保全を願っていると思う。

 ⇒日高市市民団体「リンクス高麗川」からのメッセージです

結語

①コンクリートで固める遊歩道計画を中止し、撤回すること。

②踏みあと程度の多自然工法で、景観にマッチした整備に変更すること。

③細部は日高市民が広範囲に、多数参加出来る話し合いの上、合意の得る事業計画を決定していくこと。    以上 

お知らせ 【お知らせ】来春2月6日(土)に、川の再生交流会開催が決定しました

  1215日、埼玉県庁1階の会議室にて、県水環境課・埼河連主催の「H28年川の再生交流会」第3回目打合せ会議(約20名)が開催され、下記添付資料のとおり H2826日(土)10時より「さいたま市民会館うらわ」にて開催されることが決定いたしました。

 県水環境課からは、埼河連に所属する団体・個人宛に添付したチラシと案内状が届けられると思いますので、分科会参加希望者リスト等を添えて返信して頂き、奮ってご参加されるようお願い致します。
 
参考までに、午後の部の6分科会は以下の通りになっています。(チラシ2ページ、参照下さい)

 午後の部13:30~

第1分科会:始めの一歩<ボランティアの始め、地域の約に立ちたい>

第2分科会:美化活動のすすめ<ごみのない川、魚が泳ぐ川>

第3分科会:環境学習<地域と学校を結び、学ぶ>

第4分科会:多自然の川づくりと環境保全<自然と心を結ぶ川づくり>

第5分科会:100プランとまるごと再生事業<継続させる活動と交流>

第6分科会:水質改善<我が家の排水はどこへ行く。マナーの向上>


 ⇒再生交流会の案内チラシ2ページ

  

 

お知らせ 9.9関東・東北大災害で、市野川(羽尾地区)支川でも被害が顕在!!

 去る9.9の関東・東北大災害で発生した市野川支川(又五良水路)の被害箇所で、市野川水系の会イン滑川町及び当協議会が、東松山県土整備事務所と町建設課と現地打合せを行って、これからの災害復旧工事と排水障害となっている河畔林(湿地により生育障害)の除伐計画を協議しました。
⇒被害箇所の現況と今後浚渫工事する羽平橋PDF
市野川支川(滑川町羽尾地区)の洪水被害箇所.pdf
⇒下・写真:市野川水系の会イン滑川町、当協議会、東松山県土整備事務所、滑川町建設課の4者で、現地打合せを実施(11月26日・木)。