お知らせ

第18回 「身近な水環境の全国一斉調査」に、参加(市野川・都幾川)しました(8回目)。

 6月6日(日)午前中に、身近な水環境の全国一斉調査ーNPO荒川流域ネットワーク主催の協力しながら、市野川・滑川水系で6地点、都幾川から4地点の採水を行い、午後から都幾川くらかけ清流の郷の四阿にて、水質分析を行いました。

 参加者は協議会会員4名で実施しましたが、市野川・滑川は今年もCODで5~7mg/Lと汚れている状況を示し、都幾川では2~4mg/Lと雨後の検査であったため、清冽とは言わぬが「ややきれい」さを示しました。

 特に、一昨年の台風19号で、堤防から溢水した都幾川鞍掛橋・稲荷橋周辺では、東松山県土整備事務所による流下能力向上の為の、河畔林伐採・土砂掘削が進んだために河畔風景が一変し、コロナ禍を避ける為のツーリスト(川越市や志木市など)が多く見られました。

写真1.市野川慈雲寺橋付近のコイ釣り・バス釣り客の中での「採水作業」

写真2.都幾川稲荷橋の河畔林伐採で、ツーリスト・BBQ客が多くなった。

写真3.くらかけ清流の郷(四阿)での水質分析

 

まん延防止要請の対象外(群馬県内)のダム湖で、久々にカヌー・カヤックツアーに参加!!

 一昨年に新しくできた八ッ場ダムの「あがつま湖」でカヌーが出来るとの参加要請が、比企自然学校の「川の学校」の方々からあり、天候も良い週末の5月28~29日の一泊二日の日程で、カヌー・カヤック5艇を持って待望の湖面ツアーに出かけてきました。

初日28日は、ダム建設後初めて見届けた壮大なダム堤体を見学し、地下3Fまでエレベーターで降りて、久しぶりに巨大な堤体を見学した。堤体の大きさや放水路(量)などは、流石に日本一を誇る「黒四ダム」ほどではなかったが、利根川水系の中での規模は二番目に大きなものでした。翌日29日に日帰り部隊と合流して、3艇のカヌー・2艇のカヤックで湖面に漕ぎ出す前に、茨城から先発したTさんと二人で、右岸側の共同浴場「王湯」で英気を養うことにした。

 吾妻渓谷一帯でも、コロナ禍の対策は行われており、男女それぞれの浴場にはMAX10名と限定入浴が徹底されており、人数制限で待たされそうになったが、小型テントと車中泊を決め込んだ2名は、同時入浴することが出来ました。

 

写真1.28日前泊時の八ッ場ダム堤体と放水路の見学(写真は、投稿者)

 翌日29日は、湖面を見ると朝から白波が見え出した。後発部隊と合流して全員で、現地スタッフの説明を受け、風速5〜6m/sになっているのでカヌーは無理と・・・結論に至った。自然学校の経験者から中之条町の「四万湖」に替えて、「湖面ツアー」を挙行することに変更提案があり、急遽全員で移動を開始して、中之条ダムサイトへ転進しました。

 四万湖は、県営中之条ダムで温泉客の遊歩地にもなっている所です。カヌーとカヤックを、参加者8名で運び込み「四万湖」へ漕ぎ出した。JRの宣伝で有名な「積善館」などが集中する四万温泉の下流で、流下する温泉成分から水の色(青白色)が幻想的でした。深い谷間と比較的小さな湖面なので風の影響はほとんど感じられず、快適なカヌー湖面ツアーとなった。(一部、投稿者による訂正がありました、6/2。) 

 

写真2.急遽29日に中之条ダム湖へ移動して、3艇のカヌー・2艇のカヤックを漕ぎ出す

 

写真3.欧米人のアベックに挨拶するTさん(カヤック)、カヌー1号艇のSさん・Kさん

 

 

令和3年度河川整備計画について、東松山県土整備事務所・河川砂防部と「第一回打合せ会」開催しました!!

 

 5月25日(火)、午後3時より東松山県土整備事務所河川砂防部(永井部長、本間課長・敷樋課長)の出席を戴いて、コロナ禍の影響で事務所2階の大会議室が使用できないので、一階の資料庫空間を用意して戴き開催しました。

 参加した協議会委員・会員は9名で、市野川水系の会in滑川町(滑川町)、比企自然学校(東松山市)、NPOまちづくり楽会(東松山市)、水辺観察クラブ(小川町)、武蔵漁協(小川町)、福井工業(有)(吉見町)、いきがい松山29・いきがい大学東松山学園(志木市)に属する協議会会員の皆さんでした。

 県側からは、都幾川・市野川等に関する令和3年度事業名(14案件)リストと5万分の1地図上の対象地を示されて、災害復旧事業や緊急浚渫推進事業の説明が行われました。事業リストは、県からの発注物件で「取り扱い注意」になっていますので、このHPには掲載出来ませんが、協議会の皆さんも縁遠い水系地点や市町村管理区間まで、詳細に存じあげていませんので、今後は連携を取り合って活動を進めて下さる様お願い致します。

 特に、新会員になられたいきがい松山29・いきがい大学東松山学園の皆さんは比企郡域にお住まいの方は2名だけで、多くの方々は新河岸川水系の自治体からお越し頂き、都幾川月橋(嵐山町)~鞍掛橋までの河川内ゴミ拾いボランティア活動に従事されております。今後は当協議会としても、何らかのご支援を続けていきたいと思っております。

写真ー東松山県土整備事務所の臨時会議室にて、「第一回打合せ会」会場風景。

NPO荒川流域ネットワーク主催、恒例の『稚アユ標識放流作業』へ協力・参加。

 5月1日(土)、午前9時に東松山市葛袋の関越自動車道・都幾川橋の下流に建設されたばかりの矢来堰魚道(プール階段式魚道)の下流にて、相模川で採集された稚アユ(8~10cm級)の標識作業と放流作業を行った。

 前日30日に、運搬車で運ばれた稚アユ15kgは、上流の農業堰で取水され水量が少ない中、生け簀に集められていましたが、NPOの呼びかけで比企川協と比企自然学校の10名の会員を加えて、約20数名で標識作業を行なった。

 標識作業は、軽く麻酔に浸した稚アユのアブラ鰭(びれ)除去手術であり、例年の荒川秋が瀬堰採集魚(東京湾産)に較べて、相模湾産は約2倍の大きさも加わって、標識作業はスムーズに進みました。前日(30日)に500+α尾を処理放流しており、本日(1日)の1500+α尾を加えて、約2040尾を矢来堰下流から放流したことになります。

 秩父地方では、5月1日から鮎釣り解禁(放流魚)となりましたが、入間川や越辺川・都幾川では6月1日からの鮎釣り解禁となりますので、今回の東松山での標識アユが上流の農業用水堰を越えて、嵐山町・ときがわ町・小川町・東秩父村のどこまで遡上・成長するかが、試験採集されることになります。

 比企川協会員の中にも、投網や友釣りをされる方々がおられますが、秋口の産卵期に東京湾へ落ちるまで、どれほどの標識アユ採捕(尾数)が行われるか、結果が楽しみとなります。上流で、これからの釣り人達の健闘(標識アユの釣果)を祈る思いです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真1.相模川から直送された、稚アユの生け簀(これから麻酔処理します)。

写真2.比企川協と比企自然学校の皆さんによる、アブラ鰭除去(標識)作業

写真3.軽い麻酔処理を醒ました、約1500尾を超す標識稚アユの放流作業

写真4.矢来堰(プール階段式魚道)を乗り越え上流へ、たどり着け!!(5月1日)

全体の農業用堰と、魚道の配置・構造は、3月28日付けHPに写真掲載してあります。

 

 

世界中に拡大しているコロナ(変異株など)パンディミックの中、「新年度」へ移行しました!!

 去る、4月25日(日)の午後より、東松山市民福祉センターの会議室に於いて、第20回の定時総会を無事終了致しました。会員・委員の皆様も高齢化や疾病などで活性化が進まず、加えてコロナ禍の影響でプロジェクトも中止、縮小などが続きましたが、2021年度の定例会合やイベントも【未定】という曖昧さを残した令和3年度の事業計画を承認して頂きました。

 新会員として、志木市在住でこれまで都幾川の嵐山~くらかけ清流の郷まで、河川ゴミ拾いを続けてこられた「いきがい松山29」の方々が加わって頂けるということや、リバーライズストン工法(特許)で営業を行っている河川環境開発(株)の若手営業担当者も参加して頂けるという朗報も得られました。

 また、今期総会の規約改定により共同代表者として渉外・企画を担当して頂く山本正史さんから、新年度の「武州・入間川プロジェクト」助成事業(金)として、シンポジウム『人が憩える水辺』が開催出来ることが決まりました。これから、期日・会場・演者など、有識者との打合せが控えておりますが、積極的に活動していきたいと思います。

 このHPのタイトル「活動報告ー年度報告ー」にも掲載してありますが、以下に【比企の川づくり協議会 第20回定時総会資料】としてお知らせ致します。

比企の川づくり協議会2021年度総会資料【確定版】.pdf

第20回定時総会 会場風景

第20回 定時総会風景(4月25日東松山市民福祉センターC会議室)

年度末を控えて、都幾川矢来堰と魚道の完成が間近です。姿を見せた、プール階段式魚道の全景。

 一昨年10月の台風19号によって破壊された、都幾川5.2Kポストの矢来堰の復旧工事は、順調に進んでおり、当協議会主催の第18回河川見学会で露わになっていた、堰本体の復旧も含めて完成形(ボトルユニット工法=袋詰め玉石工)や袋詰根固工の姿を現わすこととなりました。堰本体をカバーする、護床ブロック工は、完全に終了です。 

 写真-1 全景を現わした、矢来堰と護床ブロック工

 

 右岸側の低水護岸は、荒川上流河川事務所の直轄復旧工事で施工されるものと思うが、用水路呑口に続く左岸側には、新たに維持管理用の階段工も設置されていました。左岸内堤に位置する東松山南中学校側からは、河川敷や矢来堰に降りることが不可能でしたが、魚道のメンテナンスには有意義な、階段となりそうです。 

写真-2  プール階段式魚道とメンテナンス用階段

 

【コロナ禍緊急事態宣言の発出下】滑川町羽尾地区蛇行河川にて、 緊急 第20回河川見学会が開催されました。

 令和元年、台風19号の被害を受けた市野川空間整備事業(滑川町)の、蛇行河川復旧工事が県土整備事務所の工事発注(8工区のうち、「市野川掘削工その8」として)によって開始されます。県土整備事務所と工事受注会社(未来都建設(株))を交えて、土砂堆積被害地や樹木枯れ等(ナラ枯れ)を見ながら、県の担当者や工事関係者の方々から、工事計画と、蛇行河川の保全、今後の全体計画などを伺い、地元町民を含めた現場協議を行った(全体人数22名)。

資料1:緊急 第20回河川見学会の案内チラシPDF ⇒ 緊急第20回河川見学会.pdf

 その後、羽尾第一集会所に於いて、参加者からの意見提出と蛇行河川存続のための意見交換会を行い、特にB地区の分・合流地区(高橋下)の土砂堆積問題、C地区蛇行河川の埋没と流路阻害の解決策について、多自然川づくりの観点から、順応的管理システムに基づいて、透水性を持つ「ボトルユニット工法=袋詰め玉石工」による固定堰設置(高さ1~1.5m)が検討されることになりました。

 今後とも、県土整備事務所河川砂防部との協議を進めることになりました。

写真1.県土整備事務所 敷樋担当課長よりの挨拶と工事箇所等の説明

写真2.B地区蛇行河川部の土砂堆積(工事予定箇所)

写真3.ナラ枯れ大木の確認(伐木予定)

写真4.C地区蛇行河川の土砂堆積(工事予定箇所)

写真5.D地区蛇行河川の残存部、直線新川の飲み口とフトン籠護岸の一部変形

写真6.羽尾第一集会所での意見交換会

比企丘陵の河畔林でも進む、ナラ枯れ被害木の拡大!?

 令和元年10月の台風19号被害は、入間川水系都幾川・越辺川で大きな被害をもたらしましたが、国)荒川上流河川事務所・県・自治体による、迅速な復旧活動や工事によって、緊急対応がなされました。

 しかし、荒川本流・入間川水系での本格的な多重防御治水の推進として,概ね5年間で約312億円を計上し、県管理区間も復旧させると報じています。市野川は、荒川本流まで県管理区間となっており、未だに復旧工事は進んでおらず、1年を過ぎたR3年になっても本格的な復旧工事は進んでいません。

 この度、東松山県土整備事務所と令和3年4月から、市野川羽尾地区の蛇行河川の土砂堆積、護岸普及、河畔林除伐等を契約した、吉見町の未来都建設(株)の両者による、現場協議と意見交換会の開催要請が、当協議会に有りました。急遽、市野川羽尾地区での市民活動を続けてこられた市野川水系の会イン滑川町の皆さんと、現地確認を行うべく連絡を取り合って、蛇行河川(A-B-C-D地区)の被害地、土砂堆積、倒木状況などを確認しました。

 土砂堆積が原因で、B・C地区の蛇行部は完全に疎通能力が無くなっていましたが、併せてB・C区間での、コナラ・クヌギ等のナラ枯れが進行していることが確認されました。ナラ枯れは、「ブナ科樹木の萎凋病(いちょうびょう)」と呼ばれる樹木の伝染病で、樹木を枯らすナラ菌を運ぶカシノナガキクイムシ(略称:カシナガ)が繁殖することによって、樹木枯死に至る樹病です。

 詳しくは、次の文献を御覧下さい。⇒  ナラ枯れ被害の基礎知識(PDF).pdf

 県土整備部と未来都建設(株)の担当者とは、3月11日(木)10時より、羽尾地区の高橋集合で、現場協議・視察を行い、その後、羽尾集会所で意見交換会を実施することになりました。

 

写真1.羽尾地区 高橋下の土砂堆積写真

写真2.蛇行河川の河畔林のナラ枯れ樹木(コナラ・クヌギ等)

写真3.立ち枯れした、コナラ

 蛇行河川の保全、多自然川づくりの徹底、自然再生事業との連携などに、関心のある方がたのご参加をお待ちしております。

新型コロナウイルス感染症の流行状況下、「川の再生交流会」は中止になり、資料集の発行となりました。

  埼玉県では、令和3年2月13日(土)に「川の再生交流会」の開催を予定し、準備を進めてきましたが、直近の新型コロナウイルス感染症の流行状況を踏まえ、緊急非常事態宣言の下で、交流会の開催は中止となることが決定されました。

 当協議会からも、「再生交流会」に参加するため、発表用資料を作成しました。県から取り纏められた「発表資料のページ21、22」に、比企自然学校(川の学校)との協働活動記録を中心に掲載致しましたので、下記PDFをクリックして御覧下さいますようお知らせ致します。

  川の再生交流会2021(資料集).pdf

コロナ禍の状況下で順調に進む、都幾川矢来堰魚道工事の進捗状況写真。

  一昨年10月の台風19号によって破壊された、都幾川5.2Kポストの矢来堰の復旧工事は、東松山農林振興センターによる工事発注で、堰本体の護床ブロック工の仮工事が終わり、魚道遡上施設(プール階段式魚道)の基礎工事が進んでいることを確認しました。

写真1. 都幾川右岸からの工事現場進入路より、矢来堰復旧工事・魚道施設工事の全景 

 新型コロナ感染が拡がる埼玉県内の工事現場も、3密避けるかの様に、建設会社 (KK須長建設)の現場社員も3名ほどが、魚道遡上施設の基礎工事の為の型枠サポートの組み立てを行なっており、工事責任者によれば順調に工事を進めているとのことであった(竣工は、2月末頃)。

写真2.プール階段式魚道施設の型枠工事の進捗状況(竣工は、2月末予定)

 荒川上流河川事務所の占用期間は、都幾川左岸の用水排水路工事まで、3月末となっていることから、R2年度内には魚道の機能は順調に完成するものと思われました。

 

埼玉県主催の『川の再生交流会』が中止!!『発表予定資料等を掲載した資料集』として県ホームページへ掲載予定!

 明けましておめでとうございます。

 昨年1年はコロナに明けて、今年もまだ引き継きWithコロナとの戦いが続きそうです。今日(8日)から、「1都3県緊急事態宣言」による1ヶ月間『自粛』が続きますが、川でのイベントも軒並み中止・変更が続いており見通しがつきません。

 埼玉県では、令和3年2月13日(土)に「川の再生交流会」の開催を予定し、準備を進めてきましたが、直近の新型コロナウイルス感染症の流行状況を踏まえ、今年度の開催は中止とすることになりました。

 交流会の代替として、研究・活動発表に申込みを行なっていた『発表予定資料等を掲載した資料集』を作成し、県ホームページへの掲載及び川の国応援団登録団体への送付を行うことになりました。

 資料のタイトルは、比企の川づくり協議会と自然学校で行なってきた協働活動の事例報告として、以下の様に取り纏めました(県指定のA4サイズー2ページ)。

 事例報告『共に協力して活動する、市民による「川の環境回復と環境学習」』

                  ⇒ 提出資料A-4 2ページ.pdf

 ▲ふれあい市野川クリーアップ作戦も写真のように、過密を回避して、堤防・水上からのゴミ拾いの作業となった(吉見百穴前の協働作業)。

環境学習として、水鳥・冬鳥のバードウォッチングを支援しました!!(東松山市立新宿小学校にて)

 市立新宿小学校では、豊かな自然に囲まれているわりには、児童の実態として、自然に対する興味・関心が高い状況ではない。子供達が地域の自然環境について学ぶことにより、自然や生き物を大切にする豊かな心が育つことを期して、2009(H.21)年より毎年学校近隣を流れる市野川にて、4・5・6 年生の高学年で環境学習をおこなってきた。R1年には、市教育委員会より、「学校特殊化支援事業」~学校応援団による環境学習支援~と認定を受け、施設・設備・運営などの支援を受けました。

  

 今 年度は、コロナ感染拡大予防(3 密)に最大の注意を払いながら、3 年前から東松山自然倶楽部の協力を得て実施してきた、「市野川周辺(水辺・林縁・住宅地等)の冬鳥、水鳥のバードウォッチング」を挙行し、身近な野生生物の分類や生態、保護・啓蒙普及を継続出来るよう、学校・倶楽部側と打合せを行ないました。

写真1と2:7日(月)にPPTによる事前レクチャー(東松山自然観察会の支援)

 以下のことを中心に講義を行った。

1:鳥のことをもっと知ろう。2:鳥ってどんな生きもの。3:いろいろな形のくちばし。4.身近な鳥たちー基本の5 種を覚えよう。5:夏だけに見られる鳥。6:冬だけに見られる鳥。7:新宿小学校校歌で歌われる、白サギやセキレイってどんな鳥?

資料1 ⇒事前レクチャー「身近な鳥たちー基本の5種を覚えよう」.pdf

 

 

 

写真3:10日(木)市野川右岸堤防上から、バードウォッチング(2組班)

資料2 ⇒身近な鳥ビンゴ 2020/12/10.pdf

 

写真4:10日(木)河川敷からは、1組班。堤防上からは、2組班。 2時間後、校庭までの帰路に交代して観察を継続しました。

大学院生の卒論作成協力として、川づくり協議会と比企自然学校の「市民活動の経緯と展開、課題」をヒアリングされました!

  筑波大学大学院 生命環境科学研究科(地球科学専攻 地誌学分野 2年)の小原悠太さん(春日部市在住)から、事務局宛にメールを戴き、「河川環境保全に携わる市民団体の分布と係わり」というテーマで研究を行うに当たり、ヒアリングに応じてもらいたいとの打診を受けました。

  自然学校の櫻井代表と連絡を取り合い、3連休の最後の23日(月)13:00より、自然学校の畳の間にて、PPTを使用しながら、面談とヒアリング応対を行なうことになった。 

写真1.里山センター応接室(畳の間)にて、小原さん(左端)からのヒアリングに応対する皆さん

   小原さんに応対する4人は、櫻井さん・尾崎さん・田中さん・渡辺さんの4人で、3時間に亘って、荒川流域における市民活動の波及の流れ、及び市民団体の連携構造(団体同士のネットワークや協議会など)の特色を述べて、それらを踏まえて、今後の市民による河川環境の維持管理の可能性について率直な意見を述べておきました(修士論文として取り纏める)。 

 写真2.卒論作成協力を終えて、センター玄関前にてスナップ写真(真ん中が小原さん)

  全国的に新型コロナウィルス感染の第3波が拡大する中、質疑・説明するにも、マスクの着用・空気の入れ換え等は徹底した上で実施して、16:00頃に小原さんを東武東上線高坂駅まで送り届けました。

第17回ふれあい市野川クリーアップ作戦に、カヌー・カヤック3艇で水上「プラごみ回収」を実施。

 11月14日(埼玉県民の日)、恒例の「第 17 回ふれあい市野川クリーアップ作戦」に参加しました。毎年6~700人強で行なわれてきましたが、今年度は新型コ ロナウィルス発生のため県土整備事務所・県環境環事務所・自治会・小中学生などを除き、「3密」を徹底するため作戦規模を大幅に縮小して、130人程度で開催されました。

 当協議会は、ふれあい事業として毎年「市野川の生き物採集・展示」に参加を続けてきましたが、環境省・埼玉県が県下全域で「一斉ごみ拾いキャンペーン」を始めたことに呼応し、川の国応援団の一員として「埼玉県プラごみゼロウィーク」 ※に登録を行ないました。

  これまで、様々なイベント、ボランティアで協力、協働を共にしてきた比企自然学校「川の学校」の皆さんとの協議の上、市野川に於いても里地・川・海を連続的に連なる「川のプラごみ」の除去を、水面・船上から行ない、よりよい川づくり・地域づくりとすることに賛同し、参加して頂きました。

※埼玉県プラごみゼロウィーク  ↓

           https://www.pref.saitama.lg.jp/a0507/saitama-puragomi-zero-week.html

  

写真1:船着き場(右岸河川敷)に到着した、カヌー2艇、カヤック1艇。

 

写真2.吉見百穴駐車場での、クリーンアップ作戦開会式(約130名の参加者)

 

写真3.プラごみ回収作戦打合せ(比企自然学校、川づくり協議会)、右岸河川敷にて

 

写真4.カヤック、カヌーでの水面プラごみ回収。陸域・堤防上の回収は、ロータリークラブ&建設業界の皆さん。

 

 

写真5.回収されたゴミは、環境省・県環境部指定の袋に収納し、清掃センターへ。不法投棄の自転車は、別途クリーンセンターへ。

 

「松風公園(東松山市高坂)」ホタルと生物多様性の未来を考えるシンポジウムに参加。

 

 11月7日(土)、東松山市高坂丘陵市民活動センターに於いて、ホタルと生物多様性についてシンポジウムが開催されました。主催は、比企自然学校代表を兼ねる「丘陵ホタルを守る会」(代表:櫻井行雄さん)によって行なわれました。

写真1.ホタルと生物多様性の未来を考えるシンポジウムの開催PPT

 会場でのシンポジウムと公園内踏査は、「守る会」のホタル保全・保護活動が(公財)日本生態系協会と(一社)関東地域づくり協会が公募して、「関東・水と緑のネットワーク選定団体及び選定地」となったことにより、協会からの支援で開催されたものでした。

写真2.櫻井会長による生態系ピラミッド・ホタル飛翔頭数など、各種調査結果の説明

 協会事務局員、東松山市環境・公園担当者、市会議員等など16名が参加し、櫻井会長からのPPTによる、経緯・生物多様性保全活動域・生態系ピラミッド・ホタル飛翔頭数・活動課題などが説明、紹介されました。

 

写真3.松風公園内の、石積み三面張り水路(ホタルの幼虫移動には無理がある?!)

 

写真4.沼地(呉器沼)・菖蒲田(キショウブの繁茂地)の見学と説明

 一通りの公園内呉器沼、菖蒲田の水棲生物説明が終えた後に、全員で公園内ホタル生息域とトウキョウサンショウオ生息域を散策し、クヌギ・赤松が優先している雑木林の説明・案内をうけました。

 

写真4.三面張り水路と、県立こども動物自然公園からの伏流水・園内排水状況(粘土質赤土) 

 筆者達が、散策を行ない生物多様性を妨げる問題点としては、①ミニ水路が三面張りに近いこと、②こども動物自然公園から流下する伏流水が完全に赤土に混濁しており、水路内に堆積して溶存酸素不足状態と思われること、③要注意外来植物であるキショウブが一面に優占していることで、なかなかホタルが増加しない要因が多いことが分かった。

熊谷市市民活動センターで、交流会「防災でつながるまちづくり」にゲスト報告(11月1日)。

 全国各地で大きな爪跡を残した、昨年R元年の台風19号被害を被って1年を経過し、尚かつコロナ禍も加わって、自治体や市民団体のイベント開催は事毎に、中止・縮小を余儀なくされてきました。

 比企地方でも、8月の花火大会や11月のスリーデー・マーチは、台風被害地の堤防を利用することもあり、中止・延期は仕方ないことと思われます。隣りの熊谷市でも、毎年高まる防災への意識から、様々な市民活動の分野や立場を超えて、何をすべきか一歩でも進めるための交流会へ、ゲスト参加をしてきました。当日の配付資料は、以下の★印に添付してあります。

【事例報告・情報共有】

1. 比企の川づくり協議会(渡辺仁さん)

埼玉県内でも大きな被害があった東松山地域の状況、現在の復旧状況。

ZOOMによる、オンライン会議参加者も見られました。

 ★会議参加者への配付資料PDF ⇒ 熊環連配付資料14ページ.pdf

 

2. 気象予報士(山下紀夫さん)

熊谷や他地域の事例解説から、災害時に活用できるハザードマップ作りへヒント出し。

 

3. 中西地区防災士(代 正人さん)

熊谷で唯一、自主防災組織が作成した防災計画の紹介と、平時の取組みと意見交換会。

「Go To トラベル」1ヶ月経過、都幾川「くらかけ清流の郷」での人ごみと川遊びは?

 表題のキャンペーンが開始されて8月22日で、丁度1ヶ月となり、子供達が夏期休暇の真っ最中の中で、昨年の19号台風で完全破壊されたくらかけ清流の郷へ訪れてみました。都幾川右岸木立の中のBBQ会場も、営業オープンされていましたが、3テーブルぐらい。また、左岸の河原の人ごみも、過密を避けるディスタンスをとっているためか、毎年の混雑時の3割ぐらいの川遊びする人混み(40名?)であった。それでも、清流の郷運営の方々には、喜びの笑顔が満ちていた。

 

写真1.くらかけ清流の郷に集まった人混み

 我ら、川遊びを待ちかねた大人・オジサン達(比企自然学校主催:カヌー教室9人)は、鞍掛堰の上流散策路の船だまりに7艇のカヌー、カヤックを持ち込み、半日を思い思いの水上漕艇に楽しんだ。比企自然学校手製のカナディアンカヌーや、渡良瀬遊水池から持ち込まれた修繕カヌーや、カヤックと手製の箱船?なども混じって、試運転・テスト漕艇を半日続けていました。

写真2.カヌー教室の呼びかけに、集められた新・旧カヌー、カヤック、箱船(?)

写真3.ソーシャルディスタンス(?)を保つ、カヌー群と箱船(?)

 渡良瀬遊水池セーリングクラブから、ボロ船として修理・改装を依頼された木製カヌーも何とかオジサン2人で漕ぎ出すことが出来ました。2人で、漕ぎ出すことは出来たものの、左右への揺れ具合(ローリング)が激しいので、急流や流れの変化する箇所でのターンなどは要注意と言ったところでしょう。素人オジサンでも、ライフジャケットを付けていれば充分対応できる、改装カヌーでした。

   

写真4.改装カヌー(渡良瀬遊水池から来た)を操る、素人オジサン

 

Withコロナでの、都幾川生きもの調査結果は?

  埼玉県も8月4日(火)に漸く梅雨が晴れて、各自宅にも洗濯物が多く見られるようになってきました。比企郡内小・中学校の義務教育課程では、新型コロナウィルス感染防止のため、夏期休暇も変則スケジュールとなり、8月1日(土)~23日(日)までと3週間の休暇となった。いつもの年とは違い、2週間ぐらい夏期休暇が短縮して、春先に臨時休暇(校)した分の「学習遅れ」を取り戻そうという計画らしい。

写真-1 ときがわ町 花菖蒲園の都幾川での調査地点(大人9名、子供3名)

 私達、社会人の「川づくりイベント」や「水環境・生きもの調査など」も軒並みスケジュール変更をせざるを得ず、様々な環境学習が中止・予定変更を余儀なくされてしまいました。都幾川で毎年行なわれる、市民・子供達に解放された生きもの調査としては、ときがわ町花菖蒲園横の「都幾川生きもの調べ」(もりんど主催)や「越辺川・都幾川生きもの調査」(NPO荒川ネットワーク主催)などが頑張ってきましたが、今年は大勢の子供達を集めて生きもの調査を進めることが出来ませんでした。

写真ー2  全員で集められた、水棲昆虫・魚類など(種類数は非常に少ない)

写真ー3 生きもの調査結果(パネル)です。魚類などは非常に少ないことが判明した。

 大人9名(うち比企川協会員:6名)、子供3名の合計12名による、都幾川上流の生きもの調査を、マスクをつけた大人達が、ときがわ町花菖蒲園沿いの都幾川に集まり、生きもの調査を実施しました。採集された生きものは、昨年の19号台風被害によって出現種数が少なく、パネルに表示された種類だけであった。

新型コロナウィルス感染防止下での、環境学習教育の現状

比企郡内の小中学校は、一斉休校を終えて7月より再開されたが、授業などの遅れを取り戻すために、これまでの野外での環境学習やイベントは、極力短縮・延期などが行なわれました。東松山市内の新宿小学校でも、恒例の6年生(生き物調査・水質テスト)、4年生(市野川探検・川遊び等)の野外学習・環境学習が、全て中止となりました。

写真-1. 5年生と6年生高学年の「飼育委員会の会議」風景(市立新宿小学校)

 

写真-2. 飼育しているウサギ、カメを相棒にして、テレビ会議用の撮影(敢えてマスクを外した)

 加えて、九州熊本県を流れる球磨川の増水・大氾濫をもたらした異常な梅雨前線もあって、市野川の現地学習は中止に追い込まれて、テレワークでの「市野川学習」を行ないました。また、魚類・は虫類(カメ)・ウサギなどを飼育(エサやり)しているクラブ活動(5,6年生)も、委員会方式で活動報告などを行なっていますが、全て浮き足立っているような活動になっているようだ。

夏休みも、国内の感染者推移によって、各県レベルで異なってきており、埼玉県では8月1日~30日までの1ヶ月に短縮された模様です。先生方も、政府や1都3県の首長との緊急政策の食い違い(ex.「Go Toトラベル」)に振り回されておられると思いますが、感染防止(飛沫感染・一部空気感染?)へ向けて、頑張って欲しいと思っています。