2016年5月の記事一覧

お知らせ H28年度 県土整備事務所との初回打合せを実施しました!

5月16日(月)午後3時より、当協議会と東松山県土整備事務所(河川砂防部)とのH28年度の第一回目の打合せ会議が、新人事による初顔合わせも含めて、県土整備事務所2階会議室に於いて開催されました。

 県側からは、菅原河川砂防部長・乾(いぬい)担当課長(下流域担当)・山本担当課長(上流域担当)・桑原主任(女性)の4名が参加され、当協議会からの6名の参加者を加え、10名による「年度初めの打合せ・顔合わせ」を行いました。

 協議会からは、27年度の事業報告と決算、28年度の事業計画と予算等の説明と県河川行政に対する要望と提案などが行われ、県土整備事務所からは28年度の18事業(護岸工、築堤工、浚渫工、流路工、砂防堰堤工など)の説明と図上説明(A-3版)が行われました。

 特に、質疑応答が集中したのは、都幾川・槻川水系での浚渫工を実施する場合の生き物に対する配慮(特にウグイ産卵時期)や河畔林の除伐(まるごと再生地区)に関して協議会側から工法や工期に対する注文が多く出されました。

 県土整備事務所の担当課としても、私達市民団体や漁協からの意見具申に対しては、今後も慎重に対応するとの約束を得ましたので、工事対象となる地域や団体へ持ち帰り、再度県側へ要望や提案を行っていくことが確認されました。


写真:東松山県土整備事務所での「初回打合せ・顔合わせ」風景  ⇒ 
  県土打合せ会議1.jpg

お知らせ 入間川本流菅間堰(川越市)の魚道改良の効果調査など!

 5月1日(日)GWの真ん中で、NPO荒川流域ネットワーク主催の魚道効果調査が行われました。菅間堰(川越市)は、2年前に東松山農林振興センターによって、川幅約100mの左岸側の流路のような形状で建設されましたが、「流速が早すぎる」「高低差4~5mの魚道には、ステップ&プールが無く稚アユの遡上が不可能」などの理由で、H27年度に改良工事(階段状のプール設置など)を行ったものです。
 
 NPO代表の鈴木さんからの工事結果に対する評価は、以下の様に語られておりました。

 『全体的には、大分改良され遡上しやすくなったという評価だが、下流端のエプロン状態だった所は、コンクリートを深くハツってプールを作り、入口は上りやすくなった。もう一段下流側に予定していた隔壁は川底の状態が悪く、設置できなかった。欲を言えば、魚道の右岸側を上側と同じように傾斜を付けた方が、様々な魚やモクズガニ等の遡上に対応できるのではないかという意見があった。

 中流部が、魚道に深さがなく、なおかつ粗柱付きブロックが突出しているので、そこだけ流速が速くなるのではないかという意見があるので、今後の検討課題となった。

 上流部の課題は、流入する流量をコントロールする必要があるが、角落しを設置することになるが、どれだけコントロールすることができるか、また、流量の変化に施設として対応できるかということになる。』
 との評価がなされております。以下の現場写真をご覧ください。


 写真1.完成した菅間堰の魚道

 写真2.効果を検証するための稚アユのアブラビレCUT作業(約50名参加)