2017年3月の記事一覧

お知らせ 川のまるごと再生の今は?!(都幾川 くらかけ清流の郷)

 3月16日(木)10時より、東松山市唐子市民活動センターに於いて、埼玉県が34年間計画・施工して完了した

川のまるごと再生=『くらかけ清流の郷』で、継続して東松山市環境産業部商工観光課が周辺整備を行っている

事業の報告会へ参加してきましたので、要旨を報告致します(これまでは、千葉運営委員に担当して頂きました)。

 

 1.その後の運営状況について⇒資料1-1 PDFを参照して下さい。
     資料1- 1.pdf 

  特に、再生事業を開始したH24年度の来場者数8,400人は、H28年度には約3倍弱の22,300人台まで急増した。

入れ込み客数の増加はおおいに評価されるところであるが、地元唐子・神戸自治会やまちづくり協議会の方々からは、

来場者が多い時期での「防犯対策=防犯カメラ設置」、「ゴミ処理対策」などの要望がありました。

 昨年、少年暴行死亡事件(殺人)を起こした稲荷橋での駐車場の早期整備や、トイレ・防犯カメラの設置などが

強く要望されましたが、裁判などの現場立証の関係なども影響して、市の整備事業(駐車場)もH31年まで遅れる状態

であることを説明されました。それに伴い、我々が駐車場近くに設置すべく、2年前から準備してきた「コクチバス撲滅作戦」
の為の「周知・啓発ボードの設置」も遅れることが分かりました。

 自治会の農業関係者からは、特に河床の土砂堆積が著しく、溢水の可能性がある区域が多くなってきているので、

県土整備事務所河川砂防部へ浚渫の要望を述べておられました(特に、稲荷橋左岸)。

 

.東松山市のH29年度整備計画など⇒資料2 PDFを参照して下さい。
 資料2-1.pdf
 東松山市商工観光課は、平成28年度事業として資料2-1の赤字・赤線で表示したBBQ南側の樹林を切り過ぎたので、緑陰を

求める来場者の希望に基づき植樹を行い、鞍掛山を展望広場とするために散策路を造ってきましたが、平成29年度は鞍掛山

散策路の完成を目指す計画であることが述べられました。

 当協議会を代表して報告会に参加しましたので、埼玉県が昨年よりスタートさせた「はつらつプロジェクト」の概要を説明し、

下流・川島町での農業用水堰での魚道設置が開始されるので、3年後には鞍掛橋までの天然アユ遡上が可能になると共に、更なる

水辺の賑わいを広範囲に下流からも求められるよう(川島町の矢来堰に魚道整備計画など)、県土整備事務所・農林振興センター、
各土地改良区・自治会が協働して検討し、川の再生活動に協力して下さるようお願いしてきました。

≪投稿者:渡辺仁≫

お知らせ 第21回荒川流域再生シンポで、越辺川・都幾川の魚道設置計画の発表

3月12日(日)、国立女性教育会館(嵐山町)にて第21回荒川流域再生シンポジウムが開催され、2016

年度の入間川水系での標識アユ遡上調査結果や、荒川流域一斉水質調査結果(Googleマップ化)の報告が行われました。
⇒国立女性教育会館 大会議室での第21回荒川流域再生シンポの開催写真

 
また、H28年度より開始された埼玉県の「川の国埼玉はつらつプロジェクト」について、東松山農林振興センター農村整備部の担当者から、越辺川・都幾川の3箇所の農業用水堰に魚道を設置する計画の概要が発表されました。3箇所とも国の直轄管理区間(荒川上流河川事務所)ですが、建設主体は県農林振興センターとなりますが、堰の管理者は川島町・東松山市の土地改良区ということで、今後両自治体を中心とした「WT(ワーキングチーム)会議」で、実施設計などの検討・決定や維持管理体制の協議が行われることになります。

 年度として、先に実施設計・建設が予定される川島町WTには、関連する5つの市民団体の1つとして、当協議会も加わっておりますが、特に東松山の矢来堰(構造は、蛇カゴ・布団カゴ)は昨年9月1日の台風で、堰の堤体中央部が約10m程決壊しており、H28年度竣工予定で工事が継続中です。
⇒H28年9月1日の台風で決壊した矢来堰の復旧工事写真、木杭列の左側の布団カゴ(H29.3.10撮影)


未だ概略設計すら出来ておらず、3年後のH32年度には着工・竣工の計画となっておりますが、東松山WTもこれから立ち上げられる予定(H31年度)で、当協議会も全面的に支援・協力していくことになる予定です。

お知らせ 関東の「河川協力団体」が集まり活動発表会と意見交換会を開催しました

3月4日(土)1330より、関東地方整備局河川環境課の主催による「H28年度 河川協力団体の活動発表会及び意見交換会」が、浦和市にある荒川上流河川事務所 西浦和出張所の会議室に於いて開催されました。

開催趣旨は、河川協力団体(NPOや財団法人、任意団体)と河川管理者が継続的にパートナーシップを構築するため、関東の各地で活動している現状を理解し、意見交換を行い、協力関係を深め、各河川の地域ニーズに応じた国の河川管理行政の向上を目指すことであった。

 現在までの協力指定団体数は、関東地方全体で29団体、その代表者(又は代理人)が参加して、色々な水系や湖沼等の活動発表が行われました。
⇒27協力団体の活動状況は、以下をクリックしてみて下さい。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000666291.pdf


⇒発表会開催(渡良瀬遊水地、霞ヶ浦、鬼怒川、涸沼などの事例発表)

また、テーブル配置を変え、河川管理者側(国)と協力団体の委託などに関する手順や考え方について、発注者側・協力団体側双方からの疑問や要望などの発言が続けられました。


⇒参加者全員(国土交通省側16人、河川協力団体側20名)による、意見交換会