2020年3月の記事一覧

お知らせ 台風19号の豪雨は、「はつらつプロジェクト」にも甚大な被害。

 台風19号の洪水流は、越辺川・都幾川に多大の被害を与えましたが、農林漁業施設にも多くの傷跡を残しました。
 特に、埼玉県土整備部と農林部が推進してきた「はつらつプロジェクト」での、入間川水系での魚道整備にも影響を及ぼしたので、東松山農林振興センターが担当する「矢来堰魚類遡上施設」の工程計画が、見直されることになりました。
当初計画では、R元年11月頃に着工する計画であった、矢来堰本体の破壊と右岸側低水護岸が決壊し、国と埼玉県が河川協議した結果、着工と竣工をほぼ1年遅れとして見直しを行なったためです。
 東松山農林振興センター農村整備部の平野担当課長と斉藤担当技師から、NPO荒川流域NETの鈴木勝行代表と比企の川づくり協議会の渡辺代表が、被害前と被害後の現場写真等を示され、R2年11月以降の渇水期に着工する工事計画等の説明を受けました。竣工は、R3年の春頃となり当初計画から丁度1年遅れになることを説明されました。
 


写真1.農林振興センター会議室にて、矢来堰魚類遡上施設・堰堤補強計画図の協議風景(この頃、マスクは必携です)


写真2.矢来堰魚類遡上施設・堰堤補強計画平面図(S=1:400)
 
 今年度のNPO荒川流域NETの事業報告会(3.22開催予定)は、新型コロナウィルスの拡散防止のため中止となりましたが、これまで整備された入間川水系の魚道周辺の環境変化については、事業報告書(小冊子P24~25)に取りまとめられていますので、御覧下さい。

お知らせ 「武州・入間川プロジェクト活動」の合同展示会in川越アトレ

 武州ガス株式会社と国土交通省荒川上流河川事務所が後援し、(公財)埼玉県生態系保護協会が主催する「武州・入間川プロジェクト」の助成活動事業に応募し、令和元年台風19号被害地を含む「第19回河川見学会、水害シンポジウム」(2020.2.22)を実施した報告を、4枚のパネルに表示して、市民公開(展示)を行なってきました。
 川越アトレ(百貨店)の6階展示場の広報活動に応募した団体は今年も約10団体で、3月2日(月)~8日(日)の1週間、比企の川づくり協議会の活動も、台風被害現況・復旧活動・市民見学会などの現場写真として紹介されました。


写真1.武州・入間川プロジェクト活動助成事業 展示会(川越アトレ6階展示場にて)


写真2.比企の川づくり協議会の「第19回河川見学会・水害シンポジウム」の活動報告(パネル4枚)