2021年5月の記事一覧

まん延防止要請の対象外(群馬県内)のダム湖で、久々にカヌー・カヤックツアーに参加!!

 一昨年に新しくできた八ッ場ダムの「あがつま湖」でカヌーが出来るとの参加要請が、比企自然学校の「川の学校」の方々からあり、天候も良い週末の5月28~29日の一泊二日の日程で、カヌー・カヤック5艇を持って待望の湖面ツアーに出かけてきました。

初日28日は、ダム建設後初めて見届けた壮大なダム堤体を見学し、地下3Fまでエレベーターで降りて、久しぶりに巨大な堤体を見学した。堤体の大きさや放水路(量)などは、流石に日本一を誇る「黒四ダム」ほどではなかったが、利根川水系の中での規模は二番目に大きなものでした。翌日29日に日帰り部隊と合流して、3艇のカヌー・2艇のカヤックで湖面に漕ぎ出す前に、茨城から先発したTさんと二人で、右岸側の共同浴場「王湯」で英気を養うことにした。

 吾妻渓谷一帯でも、コロナ禍の対策は行われており、男女それぞれの浴場にはMAX10名と限定入浴が徹底されており、人数制限で待たされそうになったが、小型テントと車中泊を決め込んだ2名は、同時入浴することが出来ました。

 

写真1.28日前泊時の八ッ場ダム堤体と放水路の見学(写真は、投稿者)

 翌日29日は、湖面を見ると朝から白波が見え出した。後発部隊と合流して全員で、現地スタッフの説明を受け、風速5〜6m/sになっているのでカヌーは無理と・・・結論に至った。自然学校の経験者から中之条町の「四万湖」に替えて、「湖面ツアー」を挙行することに変更提案があり、急遽全員で移動を開始して、中之条ダムサイトへ転進しました。

 四万湖は、県営中之条ダムで温泉客の遊歩地にもなっている所です。カヌーとカヤックを、参加者8名で運び込み「四万湖」へ漕ぎ出した。JRの宣伝で有名な「積善館」などが集中する四万温泉の下流で、流下する温泉成分から水の色(青白色)が幻想的でした。深い谷間と比較的小さな湖面なので風の影響はほとんど感じられず、快適なカヌー湖面ツアーとなった。(一部、投稿者による訂正がありました、6/2。) 

 

写真2.急遽29日に中之条ダム湖へ移動して、3艇のカヌー・2艇のカヤックを漕ぎ出す

 

写真3.欧米人のアベックに挨拶するTさん(カヤック)、カヌー1号艇のSさん・Kさん

 

 

令和3年度河川整備計画について、東松山県土整備事務所・河川砂防部と「第一回打合せ会」開催しました!!

 

 5月25日(火)、午後3時より東松山県土整備事務所河川砂防部(永井部長、本間課長・敷樋課長)の出席を戴いて、コロナ禍の影響で事務所2階の大会議室が使用できないので、一階の資料庫空間を用意して戴き開催しました。

 参加した協議会委員・会員は9名で、市野川水系の会in滑川町(滑川町)、比企自然学校(東松山市)、NPOまちづくり楽会(東松山市)、水辺観察クラブ(小川町)、武蔵漁協(小川町)、福井工業(有)(吉見町)、いきがい松山29・いきがい大学東松山学園(志木市)に属する協議会会員の皆さんでした。

 県側からは、都幾川・市野川等に関する令和3年度事業名(14案件)リストと5万分の1地図上の対象地を示されて、災害復旧事業や緊急浚渫推進事業の説明が行われました。事業リストは、県からの発注物件で「取り扱い注意」になっていますので、このHPには掲載出来ませんが、協議会の皆さんも縁遠い水系地点や市町村管理区間まで、詳細に存じあげていませんので、今後は連携を取り合って活動を進めて下さる様お願い致します。

 特に、新会員になられたいきがい松山29・いきがい大学東松山学園の皆さんは比企郡域にお住まいの方は2名だけで、多くの方々は新河岸川水系の自治体からお越し頂き、都幾川月橋(嵐山町)~鞍掛橋までの河川内ゴミ拾いボランティア活動に従事されております。今後は当協議会としても、何らかのご支援を続けていきたいと思っております。

写真ー東松山県土整備事務所の臨時会議室にて、「第一回打合せ会」会場風景。

NPO荒川流域ネットワーク主催、恒例の『稚アユ標識放流作業』へ協力・参加。

 5月1日(土)、午前9時に東松山市葛袋の関越自動車道・都幾川橋の下流に建設されたばかりの矢来堰魚道(プール階段式魚道)の下流にて、相模川で採集された稚アユ(8~10cm級)の標識作業と放流作業を行った。

 前日30日に、運搬車で運ばれた稚アユ15kgは、上流の農業堰で取水され水量が少ない中、生け簀に集められていましたが、NPOの呼びかけで比企川協と比企自然学校の10名の会員を加えて、約20数名で標識作業を行なった。

 標識作業は、軽く麻酔に浸した稚アユのアブラ鰭(びれ)除去手術であり、例年の荒川秋が瀬堰採集魚(東京湾産)に較べて、相模湾産は約2倍の大きさも加わって、標識作業はスムーズに進みました。前日(30日)に500+α尾を処理放流しており、本日(1日)の1500+α尾を加えて、約2040尾を矢来堰下流から放流したことになります。

 秩父地方では、5月1日から鮎釣り解禁(放流魚)となりましたが、入間川や越辺川・都幾川では6月1日からの鮎釣り解禁となりますので、今回の東松山での標識アユが上流の農業用水堰を越えて、嵐山町・ときがわ町・小川町・東秩父村のどこまで遡上・成長するかが、試験採集されることになります。

 比企川協会員の中にも、投網や友釣りをされる方々がおられますが、秋口の産卵期に東京湾へ落ちるまで、どれほどの標識アユ採捕(尾数)が行われるか、結果が楽しみとなります。上流で、これからの釣り人達の健闘(標識アユの釣果)を祈る思いです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真1.相模川から直送された、稚アユの生け簀(これから麻酔処理します)。

写真2.比企川協と比企自然学校の皆さんによる、アブラ鰭除去(標識)作業

写真3.軽い麻酔処理を醒ました、約1500尾を超す標識稚アユの放流作業

写真4.矢来堰(プール階段式魚道)を乗り越え上流へ、たどり着け!!(5月1日)

全体の農業用堰と、魚道の配置・構造は、3月28日付けHPに写真掲載してあります。