2018年5月の記事一覧

お知らせ 「川のボランティア」体験講座の共同主催に参加

 512日(土)9:30より、東松山市高坂丘陵市民活動センター及び児沢に於いて、「川のボランティア」体験講座が開催されました。
 主催は、埼玉県環境部水環境課であり、市民団体の共同主催として、当協議会・比企自然学校・岩殿満喫クラブ・児沢探検隊が加わりました。参加者は、市民親子・関係部局・東松山自然倶楽部の方々で、総勢約35名でした。

第1部の講演では、以下の3名の方から発表がありました。
Ⅰ.「比企地域の川の歴史・自然を学ぶ」(比企の川づくり協議会運営委員:山本正史さん)
Ⅱ.(水生昆虫)トンボはどんな生き物か(東松山自然倶楽部代表:金子恒雄さん)
Ⅲ.ボランティア活動を始めたきっかけ (比企自然学校代表:櫻井行雄さん)

第2部のボランティア体験(自然観察※)では、全員が高坂ニュータウンを通って、砂防指定地(土石流)になっている児沢と県立こども動物自然公園の林地の間を上流側に自然観察や昆虫のネット採捕をしながら、散策してきました。
 ※具体的な「自然観察コース」のPDFは、次をクリックして下さい ⇒ コース図 改訂版.pdf


写真1.動物公園に架かる「山の辺橋」で、昆虫の説明を行う金子恒雄さん

その途中では、耕作放棄地の田んぼで荒代掻き作業や落ち葉掻きを行っている、児沢探検隊(代表 三本圭二さん)と川の博物館学芸員:藤田さんから、田んぼの生き物(シュレーゲルアオガエルやトウキョウサンショウウオ、ドジョウ、カワニナ、ゲンジ・ヘイケボタルなど)の講義や展示・説明を受けました。

写真2.児沢探検隊田んぼで生き物展示する、三本圭二さん(つなぎ服)・藤田宏之さん(後ろ向き)

途中で、比企自然学校里山センターの販売用の薪割り現場を見学させて戴き、約4㎞のコースを1時間強で回り12時頃に会場に戻りました。翌日13日は、「母の日」でもあり参加者全員に記念品として、主催者の水環境課より全員へ「カーネーションの鉢植え」を贈呈され、散会となりました。

お知らせ カヤックとゴムボートによるツーリング試乗会!

都幾川鞍掛堰上流で、比企自然学校が所有するカヤックとゴムボートを持ち込んで、今年初の漕ぎ出しに参加しました。5月3日(木)の朝は、昨夜来の荒天で上流に降った雨で危ないかと懸念されたが、そんなこともなく貸切状態で水面を滑るように漕いで鞍掛山の新緑を愛でながら、水面下の大きなコイに遭遇したりして、楽しいひと時を過ごした。


写真1.ツーリング参加者一同(鞍掛堰右岸船着き場)

 

写真2.快調な滑り出しの、カヤック

 

鞍掛堰をスタートして、月田橋を経由して学校橋(嵐山町)までの約1,000mの遡上計画でしたが、田植えが終わったばかりの時期でもあったので、途中では瀬切れが生じたり、ゴロタ石に船底が擦れたりして、結果的に月田橋まで(約600m)でツーリングを断念して引き返しました。


 

写真3.月田橋下流、ゴロタ石河床の浅瀬にて渡渉中(遠方の山は鞍掛山)

 

比企自然学校の川遊びイベントへ参加協力する楽しさも味わえたカヤック・ボートツーリングでした。

お知らせ 入間川・越辺川(都幾川)へ「標識稚アユ放流」の支援!

4月30日(月)、NPO荒川流域ネットワークが毎年実施している、東京湾から遡上してきた天然稚アユの標識放流作業に、当協議会からもネットワーク会員のスタッフ作業、及び有志による作業参加ということで支援をして参りました。

 参加者は、県関係者(東松山農林振興センター、環境管理事務所)8名を加えて総勢58名の陣容で、入間川の浅間堰魚道の上流の右岸側河原(川越市上戸運動公園の傍)で実施されました。恒例の鈴木代表の開催挨拶後に、埼玉県国際環境センターの金澤顧問による指導の下、一斉に麻酔をかけた稚アユ(5㎝前後)の(あぶら)切除し、

カウンター計測で、稚アユ放流数を確認しておきました。。


写真1:麻酔をかけて標識(脂びれの切除)を受ける前の稚アユ群

 


写真2:入間川河原での稚アユ標識作業風景(4.30午前)

 

 鈴木代表の報告では、メールを通じてということで、簡略な報告がありましたので、以下に掲載致します。

■例年と比較すると約3倍の標識アユを放流することができて、感謝している。

■入間川への標識放流数 約15,000尾、越辺川(都幾川)への標識放流数 約2,500尾を放流。

■入間川(川越市上流)については、6月1日の友釣り解禁から調査を行う予定。

越辺川(川島町上流)については、5月2日から5月6日まで、出丸堰で映像と目視調査と流速調査を行う予定。

 今後の調査は、投網による採捕、友釣り人からのアンケートなど、実際に鮎釣りに関わる方々からの聞き取り

などを含みますので、「(あぶら)欠損アユ情報提供ておたい

 

写真3:越辺川出丸堰魚道下流からの標識稚アユ放流作業(4.30午後)

                                            以 上