2016年11月の記事一覧

お知らせ 降雪が残る翌日、越辺川・都幾川で第16回河川見学会を実施!

  1126日(土)、比企の川づくり協議会主催による「第16回河川見学会」が開催され、56台の自家用車に分乗・移動しながら、15名が参加する大変意義ある見学会となりました。 

見学会は、都幾川の矢来堰(東松山)、越辺川の中山堰(川島町)、出丸堰(川島町)に魚道を設置し、アユが遡上できるようにいするため、工事着工前に事前見学しようと計画されたものです。工事担当者の県東松山農林振興センター、河川管理者の荒川上流河川事務所にも担当者に参加していただきました。

■写真1 矢来用水堰(東松山市葛袋)の蛇カゴ堰は損壊が激しい(堰の屈曲部)


 ■写真2 中山用水堰(川島町吹塚)で県・農林振興センターからの事業説明 


 ■写真3 出丸用水堰(川島町上井草)での現地見学と若干の意見交換


 ■写真4 市民団体参加者による意見交換会(市民文化センターにて)

  今後は、矢来堰では東松山市環境産業部農政課・矢来用水堰土地改良区等を交えてのワーキンググループ(WG)、中山・出丸堰では川島町農政産業課・川島土地改良区等を交えたWGを結成し、基本設計や実施設計段階で、河川市民団体・漁協関係者等と一緒に協議し、魚道づくりや水辺拠点の整備事業を検討していきます(H2831年)。

  午後の意見交換会では、設計段階で魚道の専門家等の意見や検討が必要であり、コンサル、工事担当会社もその意見を参考としなければ「入間川の菅間堰」での失敗例を繰り返す恐れがある、との大変参考となる意見もありました。

お知らせ 当協議会が、埼玉「県民の日」に知事表彰を受賞しました!

 1114日(月)は、明治4年の太政官布告によって、埼玉県と入間県が誕生した「日」だそうです。

それで、当日は「県民の日」となっており小・中学校などが休み、県が主催した祈念式典が多くありました。

 以前のメールでお知らせ致しましたが、埼玉県表彰規則に則り、個人の表彰とは別に当協議会を含んだ

5団体が知事表彰の栄誉に浴することになり、委員&会員の代表として表彰式(さいたま市)に参加してきました。

 表彰に至った事績概要は以下の通りで、表彰式の風景や表彰状は添付写真としてUP致しました。

これも、ひとえに市民・住民の方々のご支援、委員・会員の皆様のご努力の賜物と、ご同慶に堪えない次第です。 以上

■知事表彰の風景


■環境保全功労の表彰状

 

■表彰事績:「長年にわたり、都幾川、市野川流域の水環境保全活動に尽力してきた。

     この間、都幾川、市野川流域の住民に対する水環境保全意識を向上させるための普及啓発活動

     ・水質調査・環境学習を行うなど、水辺環境の向上に貢献してきた。これらの功績は顕著である。」

お知らせ 晴れ上がった秋空の下、市野川クリーンアップ作戦に参加

1112日(土)、恒例の「第13回ふれあい市野川クリーンアップ作戦」=ゴミ拾いイベントに、当協議会は「川に親しむ(市野川の生物採取・展示)」担当として参加しました。

暦の上では、既に立冬も過ぎているので、河川の水温も15℃~18℃と下がってきており、一部の動物たちは冬眠に向かう頃でもあるので、出現種類数がグッと落ちるのですが、前々日10日(木)にもんどり網・小型刺し網など6個を、吉見側左岸河川敷の作戦本部から見える、右岸側ヤナギやクワの根本にシッカリと結わえつけました(撒き餌を投入して)。

 翌11日(金)は、深夜から強い雨が降り注ぎ、昼頃には5060㎝程の水位上昇が見られ、掃流力も加わり設置した網の水面浮き上がりや、水面からの確認困難な状況になったが、イベント開催12日(土)には、水位も下がり確認出来なかった網もなんとか全部回収することができました(ラッキー!!)。

 参加者は、主催者発表で約600人、当協議会のイベント展示会場には、協議会々員・新宿小学校の「飼育委員会」の児童達、事務局所在の町内会の方々の応援も加わり11名のスタッフで切り盛り致しました。

魚類では、コイ・ナマズ・ライギョ(カムルチー)・ヘラブナ・ブルーギル・カワムツ・アブラハヤなど、両生・爬虫・甲殻類ではウシガエル・ミシシッピーアカミミガメ・テナガエビ・シマエビ・モクズガニなどが、代表的な出現種であった。

訪れた市民や子供達は、タライや水槽に小春日和になった河川の生き物に一時の癒しを満喫しているようであった。本作業に、前々日からのモンドリ網などの設置にご協力頂いた会員、当日早朝からの展示施設設置・生き物採集展示にご協力頂いた委員・会員の皆様に感謝申し上げ、若干の添付写真を用いたPDFで、報告とさせて頂きます。
第13回ふれあい市野川クリーンアップ作戦 原稿.pdf