お知らせ

お知らせ 都幾川で新・棚田式魚道整備工事が、完成ま近かです

 魚道建設検討会を主催してきたもりんどの山本会長へ、ときがわ町の担当課より魚道整備進捗状況の報告があったので、工事最終段階でもあり、19日(金)単身にて見学してきました。

 1枚目は河川左岸側から、2枚目は右岸側からの撮影写真です。
     ↓


 工事現場では、河川本流の流水を右岸側に切り替え、整備した魚道に通水を行っていました。
 現在、渇水期にも拘わらず河川流下流量があることから、予定の澪筋はもとより魚道ブロック扇部分全面からも流下可能を確認しました(添付写真を参照)。 今後は、河床土砂整正を行って、左岸側の六脚ブロックの設置を進める予定になっているそうです。
 また
今後の堰の運用計画としては、4月10日頃から1020日頃まで耕作地への用水を取水する予定になっています。
 新しい魚道については、遡上状況の調査や、流量の変化や堰板の調整などによる影響などについても経過を観察し、そして問題点があれば知恵を出し合い解決していく必要があるとのことです。

添付PDFは、219日 ときがわ町産業観光課員(新井さん)の撮影写真02 19 玉川魚道 (ときがわ町).pdf


お知らせ 第22回川の再生交流会が開催されました(於:うらわ市)

2月6日(土)AM10:30~PM4:00、「川の再生交流会(旧・埼玉県河川愛護交流会)」がさいたま市民会館にて開催されました。

 主催は埼玉県河川環境団体連絡協議会(略称:埼河連)と埼玉県環境部水環境課。川にかかわるNPO、市民団体や行政等約400の参加者が。司会は浦和第一女子高アナウンス部が担当し、伊奈町の小針中学校・合唱部のコーラスでオープニングセレモニーが行われた。
⇒小針中学校コーラス部


⇒全体会議での発表


 環境大臣官房廃棄物・リサイクル対策部の吉川圭子氏の講演や松伏中学校の先生が小・中学校の環境学習事例を発表、さらに戸田市のNPO団体、越谷市の連合自治会などが川の再生や美化活動を報告しました。

 お昼を挟んで、午後からは6つの分科会が開催されました。「美化活動」、「水質改善」、「多自然川づくり」、「100プランとまるごと再生」等の6分科会が行われる中、当協議会から参加した5名の方々は、「環境学習」など複数の分科会でスタッフとして協力しました。筆者の参加した「環境学習」分科会では、獨協大学の学生、夢クラブが事例発表を行いました。


⇒ワークショップGでのKJ方式発表風景(環境学習分科会)


 発表後、各テーブルごとに日頃の環境学習の成果、なかなか進まない点、原因や対策などを話し合い、皆さんの真剣さ、熱心さが伺える「まとめ」となりました。分科会後は、もう一度全体会です。最後に閉会にあたってのまとめが行われ、終了となりました。
⇒各ワークショップGの取り纏め

お知らせ 市野川(羽尾地区)河畔林の整備、伐採工事の進捗状況


 1月23日(土)9:00より、羽尾地区の河畔林の一部伐採工事が実施された。昨年9月の関東・東北大水害時には、市野川の一部で溢水が見られ、羽尾地区で合流する「又五良水路」で多くの樹木が流下能力を阻害したために、県土整備事務所河川砂防部の発注で、伐採工事(市野川右岸側)が行われました。
 枯死木、傾斜木など、予め市野川水系の会イン滑川町の皆さんで、目印用のビニール白テープを貼って頂いていたので、工事関係者はスムーズに作業を開始することが出来ました。現場協議で、作業に邪魔になる数本の樹木が追加伐採となりましたが、本日は枯死寸前の針葉大木(ヒノキ)がメインとして伐採され、水路に張り出しているエノキ、コナラなども除伐されることになりました。
⇒写真、「又五良水路」河畔林の伐採工事状況など

 水路の石積み護岸の修理は、後日の作業として取り扱われるとのことでしたが、大木に絡みつく蔓植物の切り残しが多く存在しており、数年かけて腐食して散策ルート頭上に残る「枯死木」になる可能性も考えられます。散策者安全通過の観点から、今後撤去してもらえるよう、管理者側(県土整備事務所)と協議していく必要があると感じました。
⇒散策ルート(
右岸堤防)上に切り倒されたヒノキ枯死木




お知らせ ときがわ町の魚道整備事業で、絶滅危惧種を発見!!

 去る1月14日(木)の都幾川 宮ヶ谷戸前堰の魚道整備事業で、生き物の「引っ越し作業」を記事としてUPしましたが、午前の工事開始から一緒に調査をされていた、埼玉県環境科学Cの金澤さんは、絶滅危惧種のスナヤツメを1尾採捕して同定・接写撮影後に、埼玉新聞の記者発表に応じ、河川環境の重要性を訴えておりました。

 その記事を、ご本人よりお送り頂いたので、本HPに記事全文をJPEGにて紹介致します(下段)。

お知らせ 関東地方整備局と国指定「河川協力団体」との意見交換会、活動発表会。

 18日(月)は、夜間からの降雪が15㎝となり、小学校等は2時間遅れで開校することとなりました。筆者の定期ミニ水族館の掃除も午後に実施することとなりましたので、先日16日(土)13:30~17:00より、荒川上流河川事務所の西浦和出張所に於いて、関東地整局河川環境課・水政課・河川管理課主催の「意見交換会・活動発表会」に参加してきましたので、添付資料・写真を添えて、概要の参加報告を行います。

 ⇒写真は、荒川上流河川事務所の西浦和出張所の会議室風景

1.参加者総数 関東地整局指定協力団体(26団体中)20団体(21名)

        関東地整局内出席者        16

2.活動事例発表者(別紙1を参照のこと)    9団体(当協議会からも発表)
⇒別紙1
河川協力団体出席者一覧.pdf

3.意見交換会の概要

 ①全国197団体が認定されている中、関東地整局で26団体は少ないと思われるが、今後「顔の見える」交流を行い、活発なパートナー態勢を構築して、協働・業務委託できる体制(制度設計)をつくっていきたい。

 ②協力団体へ「委託する範囲(概念)」として、河川法99条の委託の範囲で実施するしか出来ない。建設業法の中の、「工事範疇」(草刈も工事に相当)、「下請け、外注の概念」に相当するものは委託ではなく、一般競争入札・発注や随意契約の工事範囲に相当するので、委託出来なくなる。

 ③よって、別紙4に基づく「委託出来る条件」が限定されてくる。<草刈り+外来種除去>のような、環境教育・啓発を主目的に名称変更することが条件となる。
⇒別紙4

 ④委託方法は、協力団体・社団法人・財団法人等へ公示後、申請資料を受理した後に、選定・委託というフローになる。

4.総括(私的)

  意見交換会に参加して、地方整備局の見解を聞いてみると、「活動範囲の限定」「活動の実績・経歴」「他団体との競争」も要求されてくる傾向になると感じられました。

 その為には、整備局や事務所との日常的(又は定期的)な交流や意見交換などが要求されるだろう、と直感した次第です。

  まあ、タナボタ方式に「委託」が為される訳ではなく、何らかの営業努力を要求されてくるということです。

 

 (以上が、測量設計やコンサル業界を永らく体験した筆者からの、委託者側見解・目論見に対する直感的な感想でした!!)

お知らせ 宮ヶ谷戸前堰魚道建設に伴う、生き物の「引っ越し」作業実施!

 1月13日、今年初めての協働作業は、ときがわ町宮ヶ谷戸前堰の魚道建設に伴う、生き物の「引っ越し」作業から開始されました。
 呼びかけ人は、当協議会の事務局運営委員であるもりんど代表の山本悦男さんであり、昨年から周到に関係各位と連絡調整を行って頂き、好天ではあるが水温6℃の冷たい都幾川(玉川橋下流)で、行われました。
⇒写真、昨年末までの魚道建設工事現場(山本さん撮影)

 建設監督者は、ときがわ町建設課・産業観光課であり、重機による工事関係者を除き、生き物・魚類の「引っ越し」作業(採捕・再放流)に参加された団体は、武蔵漁協、
もりんど、ときがわ遊歩道の会、比企の川づくり協議会、埼玉県環境科学国際センター、県立川の博物館、荒川域ネットワークで、総勢約15名の方々による作業でした。
 午前の十字ブロックの除去(重機ユンボによる)から、研究機関の方々は、作業の合間にタモ網で砂地・礫地から、大型ではナマズ、キンブナなどの採捕を行っていましたが、午後からは大勢の採捕作業で、魚類、甲殻類、両生類、巻貝類の多くの生き物を採集して、一部は博物館の展示水槽などへ搬出されたが、多くの生き物を同定した後(※)、建設工事現場より下流の清流へ再放流されました。勿論、再放流・移動禁止の特定外来生物であるコクチバス13尾は、その場で内臓を取り除かれ食べたい方へ、手渡されました(筆者は、4尾をから揚げにして夕食前のツマミにしました)。
⇒写真、工事現場と生き物採集作業


⇒写真、生き物同定作業と種類別個体数、コクチバスの殺処分


※⇒確認された生き物の種類数は、魚類19種類・甲殻類5種類・両生類1種類・巻貝類3種類・水生昆虫類6種類でした(上のボードを参照下さい)。

お知らせ 「比企の川 生き物図鑑」の改訂版が、発行されました。

 4年前に、東松山県土整備事務所 河川砂防部より発行された「比企の川 生き物図鑑」は、環境省の「貴重種や外来種」指定状況が追加されたり、学会の分類上の変更や種名確定などが生じてきたので、新規増刷を行う今年11月に合わせて、改訂版を作成致しました。
 県土整備事務所の担当課長さんと当協議会事務局による字句の統一や初版時の誤りを訂正し編集作業を行い、最後に埼玉県環境科学国際センターの金澤光さん(=
監修者)のご指導(写真提供含む)を受けながら最終印刷にこぎ付けました。
 これまでのボケた写真や、種類の特徴を表す写真が不鮮明だったものを取り換えて、美しい生き物図鑑が完成いたしましたので、環境団体に所属する皆様が地域や学校での環境教育などの際に、県土整備事務所に直接申込みを行って現場でのテキストとしてご利用頂ければ幸いです。

(但し、比企川協の運営委員&会員の皆様には、直接手に取ってご覧頂くために、
既にサンプルとして1冊を送付致しました。)

⇒以下は、「比企の川 生き物図鑑」(改訂版)の表紙及び裏表紙



 無料頒布される申込み先は、以下の通りです。(必要部数については、担当者と交渉して下さい。)
 ⇒ 埼玉県東松山県土整備事務所 河川砂防部 TEL0493-22-2334

お知らせ 日高市の「高麗川まるごと再生」の昨今は?

高麗川まるごと再生事業(日高市分)の全面変更を求める!!    埼玉県河川環境団体連絡協議会 (埼河連) からの投稿

埼玉県のまるごと川の再生事業計画は多くの成果のうちに進行している。反面、計画そのものが川の環境保全を根底から揺るがす事例もあるのは大変残念である。今年度の計画で、高麗川まるごと再生事業のうち、日高市分の再生事業は以下の点で容認できないことが分かった。

1.今回の高麗川まるごと再生事業のうち日高市分事業は、川の再生100プランの巾着田事業から発展的に計画されたものであるが、住民に広く説明をし、公開されたものでは無かった。つまり、一部の要望を聞いたものではあろうが、広く住民の要望を採択したものでは無かった。

 高麗川は埼玉県の河川にあって、水質はAAにランクされ、埼玉の清流の代表格である。この素晴らしい高麗川で、両岸が河岸段丘の、カワセミが生息する豊かな自然の中にコンクリートで固めた遊歩道を造成することは許し難い整備である。

2.川に近付き、水辺に接したいと願う住民は多い。しかし、自然に反する整備を望んでいない。今回、高麗川の整備予定地を見ると、自然に近い「踏みあと」程度の整備で十分である。大きな石をよけ、小石、砂利でならす程度で充分である。年に数回の補修は必要だが、僅かな費用で整備可能である。今回のまるごと再生事業で、整備後の保全に、埼玉県は住民参加を提唱しているが、これは住民と長期にわたり協議することで、その後の保全が可能であるとしている。その精神から言って、整備後の手間はかかるが、「踏みあと」程度の整備を要望する。

3.川に行きたいと願う住民には、スポット的に上下する道筋、階段は必要である。

4.治水・護岸の要望は強い。県は護岸や樹木の手入れを民地であるとの理由からほとんどしていない。今回のまるごと再生事業では、大要として、治水とは関係なく進められているが、日高市分では一部に護岸事業を進めるから、このまるごと事業を容認せよとの声が上がっている。護岸工事は別物であるとの説明が必要である。

5.下流の住民は高麗川の清流を思い浮かべて水道の水をいただく。日高市民が「まちの活性化」をうたい、清流の保全を願っていると思う。

 ⇒日高市市民団体「リンクス高麗川」からのメッセージです

結語

①コンクリートで固める遊歩道計画を中止し、撤回すること。

②踏みあと程度の多自然工法で、景観にマッチした整備に変更すること。

③細部は日高市民が広範囲に、多数参加出来る話し合いの上、合意の得る事業計画を決定していくこと。    以上 

お知らせ 【お知らせ】来春2月6日(土)に、川の再生交流会開催が決定しました

  1215日、埼玉県庁1階の会議室にて、県水環境課・埼河連主催の「H28年川の再生交流会」第3回目打合せ会議(約20名)が開催され、下記添付資料のとおり H2826日(土)10時より「さいたま市民会館うらわ」にて開催されることが決定いたしました。

 県水環境課からは、埼河連に所属する団体・個人宛に添付したチラシと案内状が届けられると思いますので、分科会参加希望者リスト等を添えて返信して頂き、奮ってご参加されるようお願い致します。
 
参考までに、午後の部の6分科会は以下の通りになっています。(チラシ2ページ、参照下さい)

 午後の部13:30~

第1分科会:始めの一歩<ボランティアの始め、地域の約に立ちたい>

第2分科会:美化活動のすすめ<ごみのない川、魚が泳ぐ川>

第3分科会:環境学習<地域と学校を結び、学ぶ>

第4分科会:多自然の川づくりと環境保全<自然と心を結ぶ川づくり>

第5分科会:100プランとまるごと再生事業<継続させる活動と交流>

第6分科会:水質改善<我が家の排水はどこへ行く。マナーの向上>


 ⇒再生交流会の案内チラシ2ページ

  

 

お知らせ 9.9関東・東北大災害で、市野川(羽尾地区)支川でも被害が顕在!!

 去る9.9の関東・東北大災害で発生した市野川支川(又五良水路)の被害箇所で、市野川水系の会イン滑川町及び当協議会が、東松山県土整備事務所と町建設課と現地打合せを行って、これからの災害復旧工事と排水障害となっている河畔林(湿地により生育障害)の除伐計画を協議しました。
⇒被害箇所の現況と今後浚渫工事する羽平橋PDF
市野川支川(滑川町羽尾地区)の洪水被害箇所.pdf
⇒下・写真:市野川水系の会イン滑川町、当協議会、東松山県土整備事務所、滑川町建設課の4者で、現地打合せを実施(11月26日・木)。