お知らせ
恒例の『川の再生交流会2020』が県環境部主催・埼河連協力で開催。
今年度は、「川の国埼玉からプラスチックごみゼロへ」を全体テーマとし、東京理科大学教授の二瓶泰雄氏によるマイクロプラスチックについての講演や、川の国応援団の活動発表が行われました。当協議会と比企自然学校からは4名の参加者があり、第3部会では第1分科会 「文化(舟運)」と第6分科会「川と水害」に分かれて参加しました。(全参加者数は、約700人)
環境部長の開会/主催者挨拶の後に、基調講演として東京理科大学理工学部土木工学科教授二瓶泰雄氏より、「陸域~河川~海域のマイクロプラスチックの動態」の報告があり、活動発表として草加市カヌー協会草加パドラーズより「プラスチックごみへの取組と学生との協働」の実施状況が、PPTでスクーリン講演されました。
写真1.二瓶泰雄教授によるマイクロプラスチックの動態、基調講演
午後のポスターセッションには、比企自然学校の桜井代表と安東さんによる質問・意見交換に立ち会って頂き、森の学校(広葉樹伐と薪製造)や川の学校(カヌーの製造販売等)の売り込みも行って頂きました。
写真2.比企自然学校による、ポスターセッションでの活動
写真3.「川と水害」分科会での、意見交換会(さいたま市民会館605号室にて)
「河川見学会」と、喫緊課題としての「水害シンポジウム」を開催予定!
令和元年度の河川見学会(イベント)の当初計画としては、東松山県土整備事務所の河川砂防部が整備する『都幾川神戸橋周辺の河畔林伐採・河道掘削事業』を挙げておりましたが、昨年10月の台風19号による「洪水氾濫と浸水被害の拡大」によって、長引く復旧工事等が落ち着くまで延びのびになっておりました。
国・県・市の関係機関への後援・協力依頼や打ち合わせにより、何とか第19回目の「河川見学会」を「水害シンポジウム」と併せて実施することになりました。山本運営委員を窓口とした「2019年度、武州・入間川プロジェクト」の活動助成事業として行われることになりましたので、添付チラシ(PDF)を御覧下さるようお願い致します。
◆「比企自然学校」の皆さんによる災害ゴミ搬出作業 in東松山市早俣地区(軽トラ3台によるボランティア)
◆河川見学会・シンポジウム案内チラシ⇒河川見学会・水害シンポジウム最終版.pdf
約6週間後の寒さが残る「立春」後に開催となりますが、会場案内・現場視察など会員各位からの協働作業を得ながら、新たな水害シンポジウムも成功させたいと思いますので、多くの方をお誘い頂きご参加下さるようお願い致します。 事務局より
令和元年度 全国多自然川づくり会議に参加
表1.令和元年度 全国多自然川づくり会議事務連絡⇒ 01_事務連絡(開催案内).pdf
表2.全国多自然川づくり会議 発表事例⇒ https://www.mlit.go.jp/river/kankyo/main/kankyou/tashizen/pdf/R1_jireiitirann.pdf
写真1.国土交通省 水管理・国土保全局 舟橋調整官からの開会の挨拶
参加者は、全国の国土交通省地方整備局・出先事務所や国土技術政策総合研究所・土木研究所、各県の土木やダム建設事務所からの、技術発表者など約200人であり、約30編の技術発表がパワーポイントを使用して行われました。
写真2.直近の課題でもある「災害復旧助成事業における多自然川づくり」(山口県土木建築部河川課)の発表事例
東松山市・比企郡での19号台風被害地も多く参考になる川づくり事例であり、行政官庁の技術者に紹介したい内容であった。
急に寒波が襲来、市野川でバードウォッチング(環境学習)が行われた
市立新宿小学校の環境学習として、5年生全員による野鳥観察会が、12月2日(校内レクチャー)と5日(市野川堤防・河川敷の野外観察)、東松山自然観察倶楽部の協力によって、実施されました。東松山市教育委員会による
「小・中学校特殊化推進事業指定」を受けて、新宿小学校が若干の予算給付対象にもなっている環境学習です。
5日10時より、校庭に集まった67人(2組)は、自然観察倶楽部の金子さん・池田さんから、小型(8倍)双眼鏡の扱い方を学び、太陽をのぞく等の注意・禁止事項を受けて、各自、胸に出現種を記録する画板をぶら下げて、小学校の周りのヒヨドリ、スズメ、ムクドリなどを観察しながら、市野川橋上流の堤防右岸側を滑川合流点まで、歩きながら観察会を行った。
・住宅街、郊外の生垣(ピラカンサスなど)、果樹(柿、ミカン、キンカン)には、主にヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、キジバトなどが飛翔しているのが観察された。ハシボソカラスも電線上に観察された。典型的な郊外型の出現種類であるが、ムクドリ(30~100羽ぐらい)は大群を成して、田園の稲穂や公園の芝に群がっているようだ。
・市野川堤防上 水鳥の代表種である、カモ類・サギ類は殆どが早朝から、近隣田畑にエサを求めて飛んで行ってしまったようでした。
・両岸で、カワラヒワの群れ(30羽ふらい)が堤防の草付きに見られ、児童達は初めて観察したようだ。その群れから、小学校内の樹木林に飛び込んでくるものが、確認されているようです。
・松山城跡と市野川の間位い約100m上空を、悠然とノスリ(ワシ・タカの仲間)が、北上して行った。1組・2組の全員が観察できたようであった。
・市野川河川敷では、水面に近づいた遊歩道を一直線状になって、南下した。水面に休息している、ダイサギ1羽とアオサギ1羽が、それぞれ確認されたとの報告を受けています。昨年、市野川下流で多く見られたカルガモやマガモ、コガモは、やっぱり田畑にエサを求めて未確認でした。
・セキレイでは、2組班がセグロセキレイの飛翔を確認したとのことでした。
・ハクセキレイなどもよく見られ、エサが無くなると住宅街にも見られることが多い。
・特筆すべきこととしては、10年前の古くから「市野川旧流川橋の土羽護岸」には、カワセミが生息しており、先月11月にもカメラマンと会った。今回の観察会でも、期待したが残念ながら会えませんでした。
越辺川・都幾川の堤防決壊原因は「越水」と断定される!
1.東京新聞が報じる記事内容
2.国土交通省関東地方整備局河川部のホームページに掲載された、越辺川・都幾川(3箇所)の決壊原因の報告
■令和元年台風第19号、関東地方整備局の災害への取り組み
http://www.ktr.mlit.go.jp/bousai/bousai00000216.html
■第2回荒川水系越辺川・都幾川堤防調査委員会「詳細報告」
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000761669.pdf
台風19号から1ヵ月、被災地のその後!
今日で1ヵ月を経過した甚大な被害をもたらした台風19号は、比企地方・川越にも大きな傷跡を残して、未だ復旧出来ていない被災地が多いと報じられている。
市野川水系は、大きな被害が無かったので、越辺川・都幾川水系での被害箇所の緊急スナップを撮りました。広範囲な被害地区の中で非常に局所的ですが、国土交通省関東地整局がホームページ等に発表されている決壊箇所の被災状況・緊急復旧写真などが公表されましたので、現状把握のため掲載しておくことにします。
★都幾川「くらかけ清流の郷」の無残な被災状況(通行不能、だが我々の立看板だけは残った!!)
1.空中写真による越辺川・都幾川の被害状況⇒東松山市・川越市 被害空中写真.pdf
2.鞍掛橋の右岸・左岸の被害写真(撮影日時は異なる)⇒都幾川くらかけ橋・BBQ会場の台風・洪水被害写真.pdf
3.農林振興センターの「はつらつプロジェクト(魚道整備)」予定箇所⇒矢来堰の被害状況11.2.pdf
東松山・比企郡地域の太陽光発電施設数は、1700件にもなる?!
主催者は、「比企の太陽光発電を考える会」で、共催者は「埼玉県生態系保護協会 東松山・鳩山・滑川支部」・「NPO法人はとやま環境フォーラム」によって開催されており、会場の鳩山町・今宿コミュニティーセンターには、約80人の参加者がありました。講演者の飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所 所長)の熱心な「自然環境との共生の在り方」が強調され、これからのエネルギーのことを地球的規模で未来を見据えて考えるよう強調されていました。
講演案内チラシPDF⇒比企の太陽光発電を考える講演会.pdf
写真:鳩山町・今宿コミュニティセンター会場での講演会風景
台風19号後の、森林公園「ぬま祭り」へ協力参加
写真1:滑川町で古くから、行われてきた「沼」でのウナギ、コイ等の四ツ手網による漁法。
(中央では、菅笠・褌男も頑張っている!)
昨日から、依頼を受けてモンドリ網4基で採捕した魚類、水棲生物の種類も少なく、モツゴ(クチボソ)が殆どで、10匹に満たないアメリカザリガニ、ヌマエビ、ウシガエルなどが採捕され、祭りに参加した親子にミニ水族館を展示しました(これも例年より、少な目。写真2)。
写真2.ミニ水族館前に生き物を見学している親子たち
小学生以下先着50名の受付で特設プールで5分間のウナギ掴み取りが行われた(写真3)。1匹獲った子は外に出るということで、獲れなかった子たちにはアシスト付きで持ってきた容器や袋に入れてあげた。こんな浅いプールなのに夢中になってウナギを追いかけ全身びっしょりの子たちもいて大変だったが大盛り上がり。親の方が後が大変だ。(常連さんは着替えや持ち帰り容器など準備万端!)
写真3:ブルーシートで仕切りられたプールで、必死に養殖ウナギを捕まえようとする子供達
写真3:ブルーシートで仕切りられたプールで、必死に養殖ウナギを捕まえようとする子供達
身近な市野川・都幾川の浸水、洪水被害の違いは何故か?!
当協議会が、これまで数多くの活動を実施してきた市野川と都幾川の、洪水到達時から半日遅れではあるが、浸水や流木などで交通規制や通行不可能な道路を走らせ、真新しい洪水痕跡を概査したので、広範な被害地域の部分的・局所的ではあるが急ぎ報告致します。
写真1.市野川(東松山市内・県管理区間)は決壊・越流の痕跡は見られず、吉見百穴前の、滑川との合流地点でも洪水痕跡では堤防端場まで1.4mほどの余裕高が確認されました。約30年前に、内水氾濫をきたした407号沿いの山崎町では、何らの浸水報告はありませんでした。夜間に続いた消防広報車の避難指示発令により、多くの住民は新明小学校など避難したとのことです。(筆者は、市野川流域ハザードマップ浸水区域に住んでいるため、2階に食料・飲料水・常用薬・PC・貴重品を持ち込み、豪雨の中、消防車からの広報に耳を傾けていました。)
写真2.都幾川(東松山市・県と国管理区間)は、至る所で越流、決壊が見られ、多くの浸水家屋被害をもたらした。都幾川鞍掛橋(潜り橋)では、厖大の流木により流下不能となり、市観光協会BBQ施設の破壊と流出。TVやネットで、市内高坂の早俣地区(都幾川右岸の浸水想定区域内)では堤防決壊、多くの浸水家屋、ショッピングモール(ピオニー街)水浸しになり、死者1名を出したとのことです。
写真資料:市野川と都幾川の緊急洪水痕跡概査⇒13日10時以降の市野川・都幾川氾濫.pdf
TVや新聞等でのNEWSや記事や論説が、多く掲載されて入間川水系(越辺川・都幾川)の浸水状況が明らかになりつつあり、災害廃棄物撤去のための「被災者救援ボランティア活動」が盛んになってきました。17日には、大野元裕県知事が東松山・坂戸・川越の3市被災地視察や地元首長との意見交換などを進め、中長的な対応策を講じるとの記事も載っています(下記、新聞記事を参照)。
新聞資料:東京新聞「埼玉中央」版より⇒洪水被害地の新聞記事.pdf
比企自然学校のカヌー工房見学とカヌーツーリングに参加
■比企自然学校のカヌー工房設立のいきさつは?
カヌーを自分たちの手で作って楽しもうと、比企自然学校里山センターに「カヌー工房」が1年ぐらい前に立ち上がりました。どうしても艇数が足りないカヌーツーリング。埼玉県環境部「川の国応援団」から借りることができるが、申請から借用まで膨大な労力と時間を要する。結局、アウトドアと結びつけるにはカナディアンカヌーが王道だろうという判断で、自分たちで作れる「ストリッププランキング工法」による自主制作をはじめました。
■2艇目のカヌーの製造と完成
寸法は、全長4.42m、最大全幅0.91m、最大積載量240Kg、重量31Kgの「3人乗り」の堂々としたホンモノであり、製造・販売も可能とするものでした。
写真1.完成真近なカナディアンカヌー仕上げ工程(2号艇の最終仕上げ、9月30日)
■10月5日(土)、名勝玉淀(県立鉢形城公園)にて進水式、そしてカヌーツアーに参加して
10月だというのに30℃を越える暑さの中、新造艇を持ち込み、鉢形城址崖下の荒川で、進水式(初漕ぎ出し)に参加してきました。参加者9名ということで盛大にシャンパンの栓を抜いてみんなで祝ったのち、漕ぎ出した。櫻井さんが下調べの頃と状況が変わり、ちょっと水量が少なめで、水中の岩礁や横堤護岸が喫水より上にあり、流れも速いことから操船技術を問われるツアーとなりました。
写真2.進水式にてシャンパン・シャワーを、新築艇に注ぐ櫻井代表
午前中はちょっと風が強くしかも川上から吹いているので、大変だったが、川下り状態になると方向修正の時々パドリングという快適な舟遊び状態に。渡良瀬から来られた知人の高橋さんと愛犬のカヤック同行もツアーを和気あいあいとさせる、「絶大の賛同者」でもありました。
写真3.名勝「玉淀河岸」を漕艇する、比企自然学校の参加者
写真4.渡良瀬セーリングクラブから参加された高橋さんと、
愛犬ジャック・ラフテルテリア(ライフジャケット装着済み)
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