お知らせ

お知らせ 台風19号から1ヵ月、被災地のその後!

  今日で1ヵ月を経過した甚大な被害をもたらした台風19号は、比企地方・川越にも大きな傷跡を残して、未だ復旧出来ていない被災地が多いと報じられている。
 市野川水系は、大きな被害が無かったので、越辺川・都幾川水系での被害箇所の緊急スナップを撮りました。広範囲な被害地区の中で非常に局所的ですが、国土交通省関東地整局がホームページ等に発表されている決壊箇所の被災状況・緊急復旧写真などが公表されましたので、現状把握のため掲載しておくことにします。


★都幾川「くらかけ清流の郷」の無残な被災状況(通行不能、だが我々の立看板だけは残った!!)

1.空中写真による越辺川・都幾川の被害状況⇒東松山市・川越市 被害空中写真.pdf
2.鞍掛橋の右岸・左岸の被害写真(撮影日時は異なる)⇒都幾川くらかけ橋・BBQ会場の台風・洪水被害写真.pdf
3.農林振興センターの「はつらつプロジェクト(魚道整備)」予定箇所⇒
矢来堰の被害状況11.2.pdf

お知らせ 東松山・比企郡地域の太陽光発電施設数は、1700件にもなる?!

 2019年6月末までに経済産業省に事業計画認定された太陽光発電施設数は、東松山市と比企郡地域だけで1700件近くもあり、丘陵地の森林や里山の緑がなくなり、ソーラーパネルだらけになる風景や河岸を想像し、「再生可能エネルギー社会の課題と自然保護」の講演会に参加してきました。
 主催者は、「比企の太陽光発電を考える会」で、共催者は「埼玉県生態系保護協会 東松山・鳩山・滑川支部」・「NPO法人はとやま環境フォーラム」によって開催されており、会場の鳩山町・今宿コミュニティーセンターには、約80人の参加者がありました。講演者の飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所 所長)の熱心な「自然環境との共生の在り方」が強調され、これからのエネルギーのことを地球的規模で未来を見据えて考えるよう強調されていました。

講演案内チラシPDF⇒
比企の太陽光発電を考える講演会.pdf



写真:鳩山町・今宿コミュニティセンター会場での講演会風景

お知らせ 台風19号後の、森林公園「ぬま祭り」へ協力参加

 多くの死亡者と、比企地方でも甚大な被害をもたらした台風19号襲来の一週間後(10月20日 日曜)、滑川町の国営森林公園内にて、今年も「ぬま祭り」が実施され、比企自然学校への委託があり、当協議会からも協力参加しました。台風の影響もあるのだろう、イベント開始直前に胴長靴の人たちが入れるくらいに沼の水位が下がった。参加者が少ないようで、それにも増して歓声の少なさから獲れるウナギなども極力少なく、例年に較べ低調に終わった。写真1


写真1:滑川町で古くから、行われてきた「沼」でのウナギ、コイ等の四ツ手網による漁法。
(中央では、菅笠・褌男も頑張っている!)

 昨日から、依頼を受けてモンドリ網4基で採捕した魚類、水棲生物の種類も少なく、モツゴ(クチボソ)が殆どで、10匹に満たないアメリカザリガニ、ヌマエビ、ウシガエルなどが採捕され、祭りに参加した親子にミニ水族館を展示しました(これも例年より、少な目。写真2)。


写真2.ミニ水族館前に生き物を見学している親子たち

小学生以下先着50名の受付で特設プールで5分間のウナギ掴み取りが行われた(写真3)。1匹獲った子は外に出るということで、獲れなかった子たちにはアシスト付きで持ってきた容器や袋に入れてあげた。こんな浅いプールなのに夢中になってウナギを追いかけ全身びっしょりの子たちもいて大変だったが大盛り上がり。親の方が後が大変だ。(常連さんは着替えや持ち帰り容器など準備万端!)



写真3:ブルーシートで仕切りられたプールで、必死に養殖ウナギを捕まえようとする子供達




お知らせ 身近な市野川・都幾川の浸水、洪水被害の違いは何故か?!

 10月12日(土)の深夜まで続いた台風19号の豪雨・暴風は、関東・東北地方での大きな被害をもたらし、1週間経た18日(金)までに、死者77名、行方不明9人を出す大きな災害となった。埼玉県では、東松山市・坂戸市・川越市を流下する都幾川・越辺川での、堤防決壊・宅地浸水が続出して、多くの被災者を生ずることとなり、死者2名と避難生活者158人を数えることとなった。
 当協議会が、これまで数多くの活動を実施してきた市野川と都幾川の、洪水到達時から半日遅れではあるが、浸水や流木などで交通規制や通行不可能な道路を走らせ、真新しい洪水痕跡を概査したので、広範な被害地域の
部分的・局所的ではあるが急ぎ報告致します。


写真1.市野川(東松山市内・県管理区間)は決壊・越流の痕跡は見られず、吉見百穴前の、滑川との合流地点でも洪水痕跡では堤防端場まで1.4mほどの余裕高が確認されました。約30年前に、内水氾濫をきたした407号沿いの山崎町では、何らの浸水報告はありませんでした。夜間に続いた消防広報車の
避難指示発令により、多くの住民は新明小学校など避難したとのことです。(筆者は、市野川流域ハザードマップ浸水区域に住んでいるため、2階に食料・飲料水・常用薬・PC・貴重品を持ち込み、豪雨の中、消防車からの広報に耳を傾けていました。)



写真2.都幾川(東松山市・県と国管理区間)は、至る所で越流、決壊が見られ、多くの浸水家屋被害をもたらした。都幾川鞍掛橋(潜り橋)では、厖大の流木により流下不能となり、市観光協会BBQ施設の破壊と流出。TVやネットで、市内高坂の早俣地区(都幾川右岸の浸水想定区域内)では堤防決壊、多くの浸水家屋、ショッピングモール(ピオニー街)水浸しになり、死者1名を出したとのことです。

写真資料:市野川と都幾川の緊急洪水痕跡概査⇒
13日10時以降の市野川・都幾川氾濫.pdf

 TVや新聞等でのNEWSや記事や論説が、多く掲載されて入間川水系(越辺川・都幾川)の浸水状況が明らかになりつつあり、災害廃棄物撤去のための「被災者救援ボランティア活動」が盛んになってきました。17日には、大野元裕県知事が東松山・坂戸・川越の3市被災地視察や地元首長との意見交換などを進め、中長的な対応策を講じるとの記事も載っています(下記、新聞記事を参照)。

新聞資料:東京新聞「埼玉中央」版より⇒
洪水被害地の新聞記事.pdf


              





お知らせ 比企自然学校のカヌー工房見学とカヌーツーリングに参加

■比企自然学校のカヌー工房設立のいきさつは?
 カヌーを自分たちの手で作って楽しもうと、比企自然学校里山センターに「カヌー工房」が1年ぐらい前に立ち上がりました。どうしても艇数が足りないカヌーツーリング。埼玉県環境部「川の国応援団」から借りることができるが、申請から借用まで膨大な労力と時間を要する。結局、アウトドアと結びつけるにはカナディアンカヌーが王道だろうという判断で、自分たちで作れる「ストリッププランキング工法」による自主制作をはじめました。

■2艇目のカヌーの製造と完成

 9月30日には、櫻井代表による企画・設計と会員による細かい製造・仕上げなどもあり、2艇目の建造も何とか終えるということで、工房の見学を行ってきました。西川杉材による、地元木材を多用しており、見るからに「東松山製」というシロモノでした。
 寸法は、全長4.42m、最大全幅0.91m、最大積載量240Kg、重量31Kgの「3人乗り」の堂々としたホンモノであり、製造・販売も可能とするものでした。


写真1.完成真近なカナディアンカヌー仕上げ工程(2号艇の最終仕上げ、9月30日)

10月5日(土)、
名勝玉淀(県立鉢形城公園)にて進水式、そしてカヌーツアーに参加して

 10月だというのに30℃を越える暑さの中、新造艇を持ち込み、鉢形城址崖下の荒川で、進水式(初漕ぎ出し)に参加してきました。参加者9名ということで盛大にシャンパンの栓を抜いてみんなで祝ったのち、漕ぎ出した。櫻井さんが下調べの頃と状況が変わり、ちょっと水量が少なめで、水中の岩礁や横堤護岸が喫水より上にあり、流れも速いことから操船技術を問われるツアーとなりました。


写真2.進水式にてシャンパン・シャワーを、新築艇に注ぐ櫻井代表

 午前中はちょっと風が強くしかも川上から吹いているので、大変だったが、川下り状態になると方向修正の時々パドリングという快適な舟遊び状態に。渡良瀬から来られた知人の高橋さんと愛犬のカヤック同行もツアーを和気あいあいとさせる、「絶大の賛同者」でもありました。


写真3.名勝「玉淀河岸」を漕艇する、比企自然学校の参加者


写真4.渡良瀬セーリングクラブから参加された高橋さんと、
    愛犬ジャック・ラフテルテリア(ライフジャケット装着済み)