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2月9日(土)、熊谷市立文化センター文化会館に於いて、「守る会」設立30周年記念講演会に参加し、会長の江守和江さんからの活動報告「設立30周年の歩み」や技術顧問の金澤 光さんからの基調講演「知らないムサシトミヨの産卵について」が行われました。
当日は、関東地方に降雪情報が予報される中、約300人の来賓者(埼玉県知事・熊谷市長)・関係者・小学/中学生(3校)などが集合し、歴代の会長さんなどからの苦労話や水資源公団事務所の長い協力関係を披歴されました。
添付資料1.PDF(講演会配布資料)→「講演会プログラム」と「設立30年の歩み」.pdf
添付資料2.PDF(東京新聞記事)→ムサシトミヨ保護活動 新聞記事-1.pdf
写真1.金澤 光さんの基調講演「ムサシトミヨの産卵について」
オスはメスに求愛行動し、巣へと誘い込み卵を産ませます。しかも、ペアーは相性が良くないと、メスは求愛を受けつけないということでした。高度な、社会性をもった魚類だと語っていました。
写真2.会場前に展示された、水槽内「ムサシトミヨ」
元荒川の生息地は県指定天然記念物「元荒川ムサシトミヨ生息地」(地域指定)として、熊谷市ムサシトミヨ保護センターから下流へ約400メートルの区間を保護している。この区間では、生息環境を守るため魚の採捕や水草の採取などの行為は制限されています。
写真3.市立熊谷東中学校の繁殖活動クラブの学生(トミヨの張りぼての前にて)
小学/中学生達は、「世界で1つだけの元荒川ムサシトミヨ生息保護活動」を繁殖委員会や環境委員会(増殖活動)の活動報告を終え、トミヨのポスターや水槽・はりぼての前で、記念写真を撮っていました。
2月7日(木)、嵐山町の国立女性教育会館研修棟にて、当協議会主催のシンポジウムを開催致しました。開催に当っては、「武州・入間川プロジェクト」の活動助成を受けており、事務手続き・開催準備については運営委員の山本正史さん(埼河連代表理事)を中心として活動して頂きました。参加者は、ウィーク・デーにも拘わらず20数名と、比企郡内及び近隣市町からの参加者と数人の学生達も見られました。
講演者は、齋藤裕也さん(藤岡市ヤリタナゴ調査会々長)と藤田宏之さん(埼玉県川の博物館学芸員)のお二人をメイン講師として、魚類・両生類・爬虫類を中心に、都幾川流域の特性とそこに生きる生物たちについて、解説・講義をして頂きました。
添付資料PDF「シンポジウム式次第と配布資料(表紙)」→河川環境シンポ配布資料(表紙).pdf
パネリストとしては、NPO荒川流域ネット代表の鈴木勝行さんからは、「荒川流域のアユ遡上調査の現況報告と課題」について、もりんど代表の山本悦男さんからは、「夏の川遊び、生き物調査の結果」について、話題提供と報告を受けました。
写真1.斉藤裕也さんによる、講演「都幾川に生きる魚類」
写真2.講演者とパネリスト達(手前右より、藤田さん、鈴木さん、山本さん)
2月2日、「さいたま市民会館うらわ」を会場に、埼玉県水環境課主催・埼玉県河川環境団体連絡協議会(略称:埼河連)協力による「平成30年度川の再生交流会」及び「ポスターセッション」が開催されました(参加者622名)。
第一部:全体会では「埼河連」の指定席に着席して、基調講演やそれぞれの活動発表(大学教授や中・高校サークル部)を聴きました。
活動発表では特に獨協埼玉中高サイエンス部の「新方川の調査報告」が秀逸。生活排水と川の水質を時系列で調べ、時間帯により透視度、溶存酸素が連動して変化していること、また季節により農業排水による影響(と思われる)変化が数値で裏付けられていた。
写真1.川の再生交流会 全体会(午前の部)の開催風景
第二部:ポスターセッションでは、地元からは当協議会からの活動報告展示。質問の多かった内容は、小・中学校の環境学習の立ち上げ方法であった。埼玉県東部の河川下流域では(多分)、自然生態系が乏しいためゴミ拾いやクリーンアップ活動が多く、それをどう学習と結びつけるか、苦心・苦労されている状況を見聞しました。
写真2.比企の川づくり協議会のポスターセッション風景(渡辺さん)
第三部:は6つのテーマに別れた分科会方式のセッションでした。参加した「環境学習のすすめ 第2分科会」では学校授業への取り組み事例や課題などを行政担当者、ボランティア実践者など関係者が集まり有意義な立場を超えた討論ができた。 当協議会や比企郡からは、顔なじみの3名の方(櫻井さんなど)が、討論や意見交換に参加しました。
写真3.「環境学習のすすめ」のグループ討論に参加する方々
「埼玉県水環境課主催の、川の再生交流会のお知らせ」
1つは目のPDFは、埼玉県水環境課が主催する恒例の「川の再生交流会」です。既に、所属団体名を記入して参加申込みを行った方々には、重複をお許し頂きますが、奮ってご参加をお願い致します。
⇒H.31.「2.2川の再生交流会」.pdf
「当協議会主催の、河川環境シンポジウムのお知らせ」
2つ目PDFは、当協議会が主催する「河川環境シンポジウム」(武州・入間川プロジェクト)です。会場は、嵐山町の国立女性教育会館研修棟にて開催予定としております。
今後の河川環境保全、都幾川流域(比企郡内)の特性、そこに生きる生物(魚、両生類、爬虫類など)について、お二人の専門家からご講演を戴きますので、ご参加をお薦め致します。パネリストは、NPO荒川流域ネットワークの鈴木代表につとめて頂きます。
1月19日(土)9:00~より、越辺川中山堰の右岸頭首工付近に、約20名の関係者と当協議会員が集合し、埼玉県が主導する「川の国はつらつプロジェクト」の一環として、魚道建設工事現場を視察し、31年度後半に施工される都幾川矢来堰魚道予定地での工事計画の説明を受け、参加者全員での意見交換を行いました。
参加者は、国土交通省荒川上流河川事務所、川越比企地方センター東松山事務所、東松山農林振興センター(協力)、東松山市環境保全課、NPO荒川流域ネットワーク(共催)、専門家の方々であり、これまで「川のまるごと再生プロジェクト」で入間川で数カ所の魚道整備工事を竣功してきて、魚類など生き物の遡上を可能にし、水辺空間の賑わい創出を行なってきた実績を、比企郡内上流の越辺川・都幾川でも継続実施しようとするものです。
写真1.越辺川(中山堰-川島町吹塚)魚道整備工事現場での見学会。魚道はステッププール式です。
写真2.都幾川(矢来堰-東松山市下青鳥)の渇水期河床現況。
写真3.矢来堰魚道整備予定地での見学と意見交換会、プール階段式魚道を検討中。
特に、都幾川の鞍掛橋では県土整備事務所や東松山市環境産業部により、「くらかけ清流の郷」として賑わいの創出が計られてきましたが、矢来堰が川の生き物(特に天然アユなど)にとっての遡上阻害物になっていたため、今後、行政・専門家・市民団体など構成される「東松山ワーキングチーム会議」等で、魚道の整備建設・維持管理などについて会議が開催されることになります。
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