お知らせ
ときがわ町「川のまるごと再生事業」の最終段階を見学しませんか!!
埼玉県がH24年度より、ときがわ町・東松山市・嵐山町・小川町の都幾川水系で「川のまるごと再生」を実施しており、それぞれの地区で自治体・住民で組織する検討部会から提案された里川づくりが行われ、今年度が最終年となり県が実施中の整備状況や、今後、自治体が実施予定の整備計画などが現地説明等で紹介される予定です。
当協議会の恒例イベントとして、『川の日・7月7日』に近い7月4日(土)に第15回河川見学会を挙行する運びとなりました(添付チラシ表・裏2ページを参照)。→チラシ 川の日・見学会 7/4(最終版.pdf
つきましては、当日参加者受付や資料配布など、開催時間より30分早めの8時30分に集合場所(ときがわ町役場本町前)へ来て、スタッフ支援して頂ける方を募集いたします。 連絡先:渡辺 仁まで(090-5573-1028)
里川再生へ向けた「石倉」の見学と、産卵床たがやし(in都幾川)
川魚の冬季の隠れ場で棲家になる「石倉」(下の写真)の設置は、平成26年度水産庁予算である水産多面的機能発揮対策事業の助成を受け実施されたものです。この事業は武蔵漁業協同組合と地域住民等が協力して、釣教室や河川清掃等を行ない豊かな川づくりを目指したものです。
「石倉」は1m四方 深さ50cmの樹脂ネットに100~150個程度の大きな石を詰め沈めたもので、魚類の保護・増殖を目的としています。特に冬期間は多くの魚類が石の隙間で越冬し、水ぬるむ春を待つ「棲家」となります。白石漁協監視員達が調査したところ、一つの倉には2000~4000尾の魚類が越冬していたそうです。ウナギが生息することを期待して、それぞれの倉に1mほどの塩ビ管を埋め込みましたが(下写真)、この間一匹も確認されなかったとのことです。
参加した協議会会員(7名)は、持ち寄った鉄製レーキや熊手などで、土砂やシルトで埋まっている転石や底石をひっくり返し「浮石=隙間をつくる」状態に戻す河床たがやしを行った。既にトビゲラやヒラタドロムシ、カゲロウなど多く付着していたが、これらの水生昆虫が干上がらない程度に水深を確保しながら耕し(ひっくり返し)作業をおこなった。
小学校の先生による野外環境学習のコメント
この度、埼玉県環境部水環境課が定期発行している『川の国応援団通信 第6号』に、環境学習を担任しておられる新宿小学校の3年生担任の金子教諭から、「市野川探検隊(環境学習)を実施して」という投稿文が掲載されました。
日頃子供たちをよく観察されていながらも、改めて実際の河川や水辺で発揮される「子供たちの自然への感性」に驚かされたそうです。下記に、先生のコメントを掲載しましたので、川づくりに関わっておられる方々は、一読されることをお薦め致します。
⇒『川の国応援団通信 第6号』3ページ
埼玉県在来種のヌカエビが駆逐され、危機的状況が・・・。
荒川(入間川、越辺川、都幾川など)、利根川、中川水系など県内の多くの河川や沼などの水辺に、外来種のカワリヌマエビ属が侵入し、在来種のヌカエビは駆逐される傾向であることが、県環境科学国際センター自然環境担当主任専門員の金沢光さん(61)の実地調査で分かった。金沢さんは生態系への影響を懸念して「未来の脅威として観察調査を続ける必要があり、各地の市民団体の力を借りたい。侵入を防ぐ法的措置も急務だ」と訴えている。
埼玉新聞記事の内容→IMG_20150423_0002.pdf
和田吉野川の多自然川づくりで、平塚新田川づくり協議会が設立される
3月21日(春分の日)、熊谷市南部を東流する和田吉野川の多自然川づくりへ向けて、埼河連・熊環連の呼びかけで平塚自治会・ホタルを保護する会・エコネット熊谷・中央漁協・比企の川づくり協議会の市民・住民団体のメンバー約20名が、熊谷市平塚自治会館に集まり全体の連携強化を計りながら、熊谷県土整備事務所への要望・協働していくための第1回目の会合を開催した。
当地の河川改修の第一眼目は洪水常襲地帯での「治水」にあるが、国道407号より上流は「橋の架け替え以外は、現状の河川形態を維持する」「コンクリート工法は最小にして、石積み・土羽を基調にする」ことを強く要望していくことが確認されました。
当地の用水路では、ゲンジボタルが生息するので、わざわざ都心からカワニナを盗みにきている者達も多く、これらの保全につながる河川改修や、右岸側の2~300mの長さの河畔林(クヌギ・コナラなど)の保全・管理を期待したいなど、多くの住民希望が述べられた。漁協組合員の方からは、オイカワやコイなどの繁殖が維持されることを期待したい(ウグイは、見られないとのこと)などの意見も述べられた。
埼河連の大石・小林・山本代表理事の方々からは、今後4月末までに第一回目の要望書を取りまとめ、概略設計を発注・設計を担当する熊谷県土整備事務所へ提出し、問題提起、協議等を行うこと。9月末までには、設計修正も含くむ第二回目の要望書の取りまとめを行うこと、などの概略活動スケジュールが確認されました。
写真;熊谷市「平塚自治会館」で、市民・環境団体の協議風景
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