お知らせ
晴れ上がった秋空の下、市野川クリーンアップ作戦に参加
11月12日(土)、恒例の「第13回ふれあい市野川クリーンアップ作戦」=ゴミ拾いイベントに、当協議会は「川に親しむ(市野川の生物採取・展示)」担当として参加しました。
暦の上では、既に立冬も過ぎているので、河川の水温も15℃~18℃と下がってきており、一部の動物たちは冬眠に向かう頃でもあるので、出現種類数がグッと落ちるのですが、前々日10日(木)にもんどり網・小型刺し網など6個を、吉見側左岸河川敷の作戦本部から見える、右岸側ヤナギやクワの根本にシッカリと結わえつけました(撒き餌を投入して)。
翌11日(金)は、深夜から強い雨が降り注ぎ、昼頃には50~60㎝程の水位上昇が見られ、掃流力も加わり設置した網の水面浮き上がりや、水面からの確認困難な状況になったが、イベント開催12日(土)には、水位も下がり確認出来なかった網もなんとか全部回収することができました(ラッキー!!)。
参加者は、主催者発表で約600人、当協議会のイベント展示会場には、協議会々員・新宿小学校の「飼育委員会」の児童達、事務局所在の町内会の方々の応援も加わり11名のスタッフで切り盛り致しました。
魚類では、コイ・ナマズ・ライギョ(カムルチー)・ヘラブナ・ブルーギル・カワムツ・アブラハヤなど、両生・爬虫・甲殻類ではウシガエル・ミシシッピーアカミミガメ・テナガエビ・シマエビ・モクズガニなどが、代表的な出現種であった。
訪れた市民や子供達は、タライや水槽に小春日和になった河川の生き物に一時の癒しを満喫しているようであった。本作業に、前々日からのモンドリ網などの設置にご協力頂いた会員、当日早朝からの展示施設設置・生き物採集展示にご協力頂いた委員・会員の皆様に感謝申し上げ、若干の添付写真を用いたPDFで、報告とさせて頂きます。
第13回ふれあい市野川クリーンアップ作戦 原稿.pdf
第16回河川見学会は、「川の国さいたまはつらつプロジェクト」の地区!
■日時:平成28年11月26日(土)9:00~12:00(意見交換会~15:00)
■集合:東松山市民文化センター玄関前(受付8:45より)
■見学コース:都幾川矢来堰(東松山市)⇒越辺川中山堰(川島町)⇒越辺川出丸堰(川島町) を自家用車相乗り移動して回る
(移動ルートは当日配布予定、3堰の写真は次の■募集チラシを参照。)
■募集チラシ⇒河川見学会(最終版).pdf
■会場案内図⇒東松山市民文化センター 駐車場地図.pdf
端的にお知らせしますと、埼玉県が過去8年間実施してきた「川の再生事業」を延長することで、人や川や生き物(魚)が「はつらつ」となるような川の活用プロジェクト推進を目指す箇所に、越辺川・都幾川地区が選定されたので、その対象地区(3用水堰)を、行政・地域住民・漁協・市民団体と一緒に見学しようと計画致しました。
過去2009年から8年間、入間川・越辺川水系でアユ遡上大作戦を展開してこられた、NPO荒川流域ネットワークの方々の悲願でもある、越辺川・都幾川水系へも天然遡上アユが帰ってくるための魚道整備事業も含まれております。
これまでの対象地区(ときがわ町・小川町・嵐山町・東秩父村)は、これまで埼玉県知事管理区間での川の再生事業でしたが、中・下流の川島町・東松山市の大臣管理区間も同様の環境目標をもって再生事業を進めなければ、一貫した「生きた川の再生」は成就出来ません。
関係する土地改良区の方々、自治体・住民の皆さんが協働して意見や希望・検討等を加えて、「いい川づくり」が行っていけるよう、奮って皆さんのご参加をお願いする次第です。
連続する台風襲来後の、飛び石工周辺の生き物調査結果
連続する台風襲来で、都幾川・槻川の(まるごと再生)飛び石工の生き物モニタリング調査が中断していましたが、9月17日(土)09:00よりときがわ町花菖蒲園横の都幾川にて実施されました。
参加した運営委員・会員は、ときがわ町から3名、小川町から1名、滑川町から1名、東松山市から3名の合計8名の参加者で、飛び石工上流端(約80m)、中流地点(約40m)、飛び石付近(±3m)、下流端(約20m)の4箇所を定点として、箱メガネ・水中メガネによる確認、タモ網・サデ網を使用した採集などによって実施した(約150mの区間で観察)。
県土整備事務所河川砂防部による、右岸側堤防天端の遊歩道建設により、水生植物は皆目消滅したことにより、「8/6もりんど」実施の川遊びでも、この付近でカジカ(準絶滅危惧種)を採集出来なかったが、今回は川底の浮石などをそっと移動させながら箱メガネ観察した結果、絶滅危惧種Ⅱ類のギバチの幼魚なども確認された。
今春までの河床掘削や護岸工事で、飛び石上流側(早瀬)には砂礫河床が殆どで、浮石は2割ぐらいと推定され、30㎝級の浮石は殆どが飛び石下流側に堆積している状態であった。
それでも、カジカ、シマドジョウ、ジュズカケハゼ(絶滅危惧ⅠB類)、オイカワ(6㎝級)の生息が確認されました。特に台風襲来によって河床撹乱が数度に亘って為されたために、植生の回復はまだ進んでいないものの、若干の浮石には遡上アユの食み跡も確認されました。
生き物の同定・集計では、水生昆虫類はカゲロウ類は羽化が終わっているため観察はされなかったが、造網型のヒゲナガカワトビケラや越年するサナエトンボの幼体が多く生息していることが分かった。ウグイ、オイカワ繁殖などが、回復することも期待できるだろうと判断され、今後も継続的な調査を実施していくことが確認されました。
⇒埼玉新聞の記事(9月25日付)になりました。埼玉新聞 9月25日.pdf
以下の写真は、アユの食み跡
台風9号の都幾川越流情況(ときがわ町、飛び石周辺)
ときがわ町の花菖蒲園は、右岸堤防から越流した激流で完全に冠水したことが報じられており、町役場のホームページからの写真を添付しましたので、平水時の写真と比較して頂けると、越流した状況がよく分かると思います。
写真の比較だけで、概ね3.0m前後の水位上昇があったものと推定されます。河床や水辺では、大きな撹乱現象が生じ、魚類や水生昆虫等に影響を及ぼしたもとの考えられます。従って、9月3日(土)に計画していた、「飛び石工周辺の生き物調査(モニタリング調査)」を2~3週間ほど延期することと致しました。
台風9号による、都幾川の越流情況の写真⇒台風9号 増水状況.docx
「飛び石」現地調査・見学会(都幾川・槻川に多く建設されたが…!?)
埼玉県県土整備部水辺再生課によって推進・整備事業が実施された「水辺再生100プラン(H20年~)」「川のまるごと再生プロジェクト(H24~)」で、比企の川づくり協議会が活動する地域でも、多くの公共事業・工事が実施されました。
主な整備事業は、「清流の復活」と「安らぎとにぎわいの空間創出」の二本柱を骨子として、護岸・周辺整備・散策路・飛び石・アクセス整備などが行われ、比企地方を貫流する都幾川・槻川でも、長い区間での「水辺再生」が行われました。
にぎわいの空間創出のため、水辺でのアクセスや親水機能を高めるために、「飛び石工」や簡易な「流れ橋」が、H27年度末に出現し竣工に間に合わずまだ工事を続けている箇所もありました。当協議会の運営会議では、これらの特に、河川横断工事を伴う飛び石工と護岸工事に着目して、協議会の委員を中心に、都幾川・槻川で竣工された「飛び石工などフォローアップ調査・見学会」を実施致しました。
写真2、3には、「もりんど」の皆様による過年度写真を参考資料として添付させて頂きました。
写真1⇒都幾川(本郷野球場前)での現地調査・見学会
2016_0618Ⅰ飛び石見学会 圧縮0035.JPG
写真2⇒ときがわ町花菖蒲園前の護岸・飛び石チェック(2015~2016年時)
都幾川 (花菖蒲園前)飛び石関連.jpg
写真3⇒槻川(小川町青山上・増尾地区)での現地調査・見学会(2011年時)
槻川飛び石関連(参考資)-2.jpg
都幾川には東松山市~ときがわ町の間に8箇所、槻川には嵐山町~小川町~東秩父村の間に7箇所の飛び石・流れ橋が建設されており、その影響を見聞し調査するための現地見学会を、6月18日・土(都幾川)と7月31日・日(槻川)の両日に行った。
都幾川で7名、槻川で6名の参加者によって行われ、「飛び石工 現地調査・見学会」として取り纏めましたので、中間報告でありますが、問題点が整理・顕在化されてきました。以下に、15箇所の工事状況をPDFにして、緊急報告致します。
今後の計画として9月には、代表的な「ときがわ町花菖蒲園前の飛び石周辺」の河床の「生き物追跡調査(モニタリング)」を計画しております。
PDF1⇒都幾川と槻川の「飛び石」見学・チェック、
課題と問題点(中間報告)
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