お知らせ

お知らせ 夏休み到来! 比企郡内では、猛暑の中で「川あそび」!

 8月4日(土)、比企郡ときがわ町の町役場裏の「花ショウブ園」の西側を流れる都幾川河原にて、地元市民団体「もりんど」との共催で、約40名の親子川あそびを実施しました。

 当日は、連日の気温38℃超えの中、もりんど会長の山本悦男さんからのご挨拶と、生きもの調査(ガサガサ採捕)と川あそび(カヌー、川飛び込み など)の際の楽しみ方や注意事項が、述べられました。水温は25℃と、下流の東松山と較べても低温だったので、子供達や同伴の大人達も大はしゃぎで川の冷涼さに親しんだ様子でした。

 ガサガサ生き物採集では、タモロコやギバチ(絶滅危惧Ⅱ類)の稚魚が多く見られ、アブラハヤ、カマツカ、カジカ(10㎝級)などもタモ網で採集されました。オタマジャクシも多く見られたが、ヤマアカガエルの幼体が子供達には人気がありました。

 



写真1:ガサガサ生き物採集で作ったミニ水族館

 
 蛇行部(淵)での川あそびでは、全員ライフジャケットを着けているので、泳ぎや飛び込みを盛んに繰り返していましたが、安全見守り隊のスタッフは、気温との温度差(約10℃)があるので低体温症に注意しながら、子供たちの動きや顔色を観察しておりました。午前9001200まで、途中に充分な飲料水を補給しながら、活発で楽しい半日を過ごして頂いたようでした。

 



写真2:川あそびとカヌー漕ぎに熱中する子供たち

お知らせ 連日の熱波の中で、ガサガサ生き物採捕や川あそびが真っ最中!!

 7月15日(日) 比企自然学校イベントへ参加(都幾川くらかけ清流の郷)

  本部テントは川全体が見渡せる好立地(藤棚前)に設置し、休憩時間の情報集約と水分補給拠点とした。川風でテント内の居心地は良かったが太陽の動きとともに横方向の日差しは強烈で、今後は日差し方向も考慮しなければならない。 

また、藤棚の草刈り跡にはアシナガバチの巣が残っており、スタッフの1名が脛に3箇所ほど刺されたりしたので、今後とも充分な下見も必要と痛感した(子供が刺されずに、安堵の胸をなで下しましたが・・・)。




写真ー1 比企自然学校の川あそび・生き物捕りのイベント本部 

 
 ガサガサ生き物捕りはレクチャーを受けてそれぞれの場所でスタート。近くにブクブクつき水槽で、さかなの種類のお勉強。あとからは参加者に一冊ずつさかなの図鑑が手渡され、理解度は深まったようだ。




写真ー2 親子川あそびのデビュー支援(都幾川 くらかけ清流の郷) 

 

小学生を中心とした親子川遊びのデビュー支援を行なった。自然体験ははじめが肝心!おとうさん・おかあさんと一緒に楽しく、安全に川遊びの基本を学びながら楽しんでもらった。

水に慣れること。そしてライフジャケットの威力を体感し、安全に使う方法を実体験しながら覚えていく。体で感じた感覚はいざという時には威力を発揮している。


  

以上のイベントは、比企自然学校のブログに詳しい。⇔ http://hikishizengakko.org/20180715.html 


7月13日(金) 新宿小学校 理科総合授業支援(市野川 吉見百穴前礫河原

 

 毎年実施されている、市立新宿小学校の3年生全員による「市野川探検隊、水辺観察会」は、児童69人・担任教師&教務4人、PTAのお母さんたち13人、比企の川づくり協議会スタッフ6人によって、総勢92人が市野川河原に現場集合して、9:30より開始されました。

 

 前々日の生き物採集用の「仕掛け網設置」や「簡易ネット流し」は、夕方の大雨・雷予報などもあり、前日12日(木)の早朝07:00より2時間をかけて実施されており、協議会スタッフからの挨拶、ガサガサ生き物採集と川遊びの注意事項など説明があり、大人達が安全・安心を見守る中で実施されました。




写真ー3 ガサガサ生き物捕りで水辺観察

 

 

自分で持ち寄った補虫網や埼玉県水環境課から貸与を受けたタモ網などで、水辺をガサガサと掬ったネットには、わずかであるが水生昆虫類(サナエトンボ、イトトンボ、ヒラタドロムシなど)、カワシジミやサカマキガイなど中腐水性水質流域に多い生き物が採捕されていた。子供達の敏捷性から、今年に孵化したタモロコやスジエビ、ミナミカワリエビなども多く採集され、用意したタライや水槽に集められました。大型の魚類では、60㎝級のナマズが人気ものとして、タッチングされていました。



写真ー4 水槽やタライに集められた生き物の学習

 

 生き物採集にあきた児童達は、あらかじめ「川あそび」のテクニックをDVDやPPTで紹介されていたので、スタッフや先生・PTA参加者が見守る中で、川あそび・川流れを体験し始めるケースが多かった。日頃、学校の近隣を流れる市野川での川あそびは、殆どの児童達にとって良い水辺観察・環境学習の体験となったことでしょう。


お知らせ 台風7号と「戻り梅雨」の中、生き物・水質調査の環境学習を実施

7月6日(金)午前中に、「野生の生きものとふれあう学校」指定を受けた、市立新宿小学校6年生(59人)による「生き物調査」と「3河川(滑川・市野川・都幾川)水質パックテスト」が、協議会運営委員と会員6名の支援によって、野外での降雨を避けて体育館で実施されました。


写真1.体育館内のPPT使用による、理科総合授業(
生き物調査など

 
 生き物調査では、市野川の増水・流速を避けて大小5個の仕掛け網しかセットしなかったのですが、当日の早朝に網揚げを行ったところ、タモロコ、モツゴ、ブルーギル等の稚魚やザリガニ、テナガエビなどに交じって、80㎝級の大ウナギが採捕されました。
 
都幾川や市野川で、10数年に亘って生き物調査を行ってきましたが、天然(?)ウナギは初めての採捕だったので、スタッフ全員もびっくりしながら、天然ウナギを児童達に観察してもらうことが出来ました。


写真2.もんどり網にかかった大ウナギ(80㎝級)


写真3.体育館内に設置されたミニ水族館(稚魚が多い)で観察を続ける児童達


水質パックテストは、法改正により71日付けで試薬(過マンガン酸カリウム)が劇薬指定を受け、来年度からはテスト方法が変わってしまうので、最後の簡便水質検査となりました。児童達には改正事由など関係ないことから、得られたCOD検査結果(都幾川02ppm、市野川45ppm、滑川68ppm)から流域特性などの説明を受け、埼玉県作成DVD(「川にやさしい生活知恵袋」)映像を観ながら3河川の水質汚染現況の課題を知ったようでした。


写真4.児童全員によるパックテスト(COD)水質検査を終えて講義を受ける

お知らせ 東松山市新宿小学校が「野生の生きものとふれあう学校」に指定

 比企の川づくり協議会々員の皆さまに、約8年前から環境学習支援をして頂いた東松山市新宿小学校が、埼玉県環境部みどり自然課の生物多様性担当が取り組む「野生生物保護・保全の指定校」に認定されました(期間H3035年)。県知事よりの指定書 ↓ 


 これまでは、吉見町と市境を流れる市野川の生き物調査や水質調査(6年生)、水辺観察会・探検隊(3年生川あそび)を実施して参りましたが、今年度より秋~冬に渡来する水鳥や野鳥を観察する(バードウォッチング)環境学習を計画しております。
活動計画書⇒
H30新宿小学校「野生の生き物とふれあう学校」事業案3.docx

 比企川協との協働事業として担当して頂ける自然観察活動団体は、東松山自然倶楽部(代表:金子恒雄さん)であり、これから5ヶ年活動を継続するための活動計画書(案)を作成して、小学校の教頭先生より、県の担当窓口(みどり自然課)へ提出することになっております。

 簡単ですが、H30年度新宿小学校の「野生の生きものとふれあう」スケジュールを記載しておきますので、スタッフ支援や環境学習支援にご参加下さいます様お願い致します。

Ⅰ.7月6日(金)9001200  市野川旧流れ川橋高水敷、小学校体育館

市野川の生き物調査・水質調査(6年生全員参加による、パックテストなど) 

Ⅱ.7月13日(金)9001200  市野川吉見百穴前右岸高水敷

   市野川水辺観察会・探検隊(3市年生全員参加による、川あそびなど)

Ⅲ.11月22日(木)10201200  市野川右岸堤防~柏崎緑地縁~帰校

  野鳥観察会(水鳥がメイン)(5年生全員参加によるバードウォッチング)

お知らせ 「川のボランティア」体験講座の共同主催に参加

 512日(土)9:30より、東松山市高坂丘陵市民活動センター及び児沢に於いて、「川のボランティア」体験講座が開催されました。
 主催は、埼玉県環境部水環境課であり、市民団体の共同主催として、当協議会・比企自然学校・岩殿満喫クラブ・児沢探検隊が加わりました。参加者は、市民親子・関係部局・東松山自然倶楽部の方々で、総勢約35名でした。

第1部の講演では、以下の3名の方から発表がありました。
Ⅰ.「比企地域の川の歴史・自然を学ぶ」(比企の川づくり協議会運営委員:山本正史さん)
Ⅱ.(水生昆虫)トンボはどんな生き物か(東松山自然倶楽部代表:金子恒雄さん)
Ⅲ.ボランティア活動を始めたきっかけ (比企自然学校代表:櫻井行雄さん)

第2部のボランティア体験(自然観察※)では、全員が高坂ニュータウンを通って、砂防指定地(土石流)になっている児沢と県立こども動物自然公園の林地の間を上流側に自然観察や昆虫のネット採捕をしながら、散策してきました。
 ※具体的な「自然観察コース」のPDFは、次をクリックして下さい ⇒ コース図 改訂版.pdf


写真1.動物公園に架かる「山の辺橋」で、昆虫の説明を行う金子恒雄さん

その途中では、耕作放棄地の田んぼで荒代掻き作業や落ち葉掻きを行っている、児沢探検隊(代表 三本圭二さん)と川の博物館学芸員:藤田さんから、田んぼの生き物(シュレーゲルアオガエルやトウキョウサンショウウオ、ドジョウ、カワニナ、ゲンジ・ヘイケボタルなど)の講義や展示・説明を受けました。

写真2.児沢探検隊田んぼで生き物展示する、三本圭二さん(つなぎ服)・藤田宏之さん(後ろ向き)

途中で、比企自然学校里山センターの販売用の薪割り現場を見学させて戴き、約4㎞のコースを1時間強で回り12時頃に会場に戻りました。翌日13日は、「母の日」でもあり参加者全員に記念品として、主催者の水環境課より全員へ「カーネーションの鉢植え」を贈呈され、散会となりました。